レースの変遷
日本を含め世界的に見ても、レースは市販車の競争からその歴史がスタートしています。もともとは「誰が一番速いか腕だめししよう!」といった、牧歌的な発想のもとにクルマを持ち寄って始まったのでしょうが、テクノロジーの進歩やメーカーの販売戦略などがレースと密接に絡みあって、現在のようなスタイルが確立されていったのです。つまりツーリングカー・レースの歴史はモーターレーシングの誕生とともに始まったのです。
一方、フォーミュラカーは、市販車の速さを追求する過程で、走りと直接関係がないパーツを次々と取り外し、合理化した結果に生まれました。ライトや泥除けがなくなり、複座から単座になり、現在の体裁に近づいたのです。ドライバーの能力やテクノロジーなど、レースの本質、コアな部分を抽出した特殊なジャンルといえます。

移動、運搬に革命をもたらした『車輪』は、紀元前4000年〜3000年頃、シュメール人によって発明された。人力、馬力、蒸気機関、内燃機関へと動力が発達していくことで、1886年、人類はクルマを手にするに至った。わずか9年後の1895年、初の自動車レースが開催されている。クルマの歴史はレースと共にあるのだ。
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