18台の出場という、少々寂しい台数での開催となってしまったミドルSD。台数は少ないながらも出場者たちの走りはもの凄くレベルが高く、選手たちのやる気がヒシヒシと感じられるクラスだった。
■予選
フリー走行後に行われた予選では18台から10台まで絞られる。この予選を突破したのは52貝瀬S14、53武藤S14、54関RPS13、60三ツ野RPS13、62山本RPS13、63鈴木PS13、64斉藤RPS13、65竹ノ内RPS13、66八重田JZX81、68柳澤S14の10台だ。
■準決勝
準決勝も予選同様、2本本番で行われた。ここを突破し決勝トーナメント進出を果たしたのはスピード感ある走りで上手くまとめてきた53武藤S14、1本目は若干ミスを出してしまったが2本目にはしっかりと決めてきた60三ツ野RPS13、女性ながら安定感のあるスムーズな走りで勝ち上がった63鈴木PS13、攻めの走りで魅せてくれた64斉藤RPS13、豪快な走りでアピールした66八重田JZX81、そしてスムーズでキレイな走りを決めてきた68柳澤S14の6名だ。
■決勝トーナメント・1回戦
決勝トーナメントがスタートする頃には雨の影響で路面は完全にウエットコンディションになってしまった。この決勝トーナメントでは練習走行2本の後に本番を2本走るという方式で行われた。
トーナメント最初の対戦は53武藤S14対60三ツ野RPS13の対戦だ。53武藤RPS13はS字から最終コーナーの立ち上がりまで、全体的に上手くまとめているが少々元気がないのが気になる。2本目も悪くはないのだが、走りがまとまりすぎてしまっているという印象を受けた。
対する60三ツ野RPS13はアウトから豪快な進入を見せる。雨で滑りやすい路面状況にも関わらず攻めの姿勢が好印象だ。2本目も攻めの走りで上手く決めてきた。
ここは60三ツ野RPS13が勝ち上がりを決めた。
2組目は64斉藤RPS13対63鈴木PS13。64斉藤RPS13は最終コーナー進入まではよかったがインクリップがちょっと甘くなってしまった。2本目は最終コーナーの立ち上がり手前でスピン…。
対する63鈴木PS13はここでもスムーズで安定したドリフトを決めてきた。2本目も上手さを感じさせる走りだ。特にマシンコントロールの上手さが光っていた。
この対戦は63鈴木PS13に軍配があがった。
最後の対決は66八重田JZX81対68柳澤S14。66八重田JZX81の1本目は進入から最終コーナーの立ち上がりまでしっかりとしたドリフトを決めてきた。2本目はアウトからの進入で上手さを感じるドリフトが印象的だ。
68柳澤S14は進入までのラインはよかったがインクリップを少々外してしまった。2本目も1本目と同じような走りになってしまう。
ここは66八重田JZX81がトーナメント決勝戦へと駒を進めて行った。
■決勝トーナメント・決勝戦
いよいよ3台まで絞られたミドルSD。このトーナメント決勝で最初にスタートしたのは60三ツ野RPS13だ。アウトから進入しインクリップもしっかりとおさえる。立ち上がりも外めまで飛ばして行きかなりいい走りを見せてくれた。2本目は1本目以上に攻めの走りを持ってくる。これもかなりいい走りだった。
2番手は63鈴木PS13だ。1本目から今までと同じようにスムーズなドリフトでアピールしてきたが、ここは立ち上がりのクリップが甘くなってしまう。2本目も上手くまとめてきたが、若干スピード感に物足りなさが感じられた。
最後は66八重田JZX81が登場。1本目からスピード、ラインともにいい豪快な走りを決めてきた。2本目も理想的なラインでしっかりとクリップをおさえてきた。
3名が走り終えた段階で、60三ツ野RPS13と66八重田JZX81が同点となったため、1本勝負によるサドンデスが行われた。60三ツ野RPS13はここでも上手く決めてきたが、今までの走りに比べると少し小さくなってしまったのが気になった。一方66八重田JZX81はアウトクリップ、インクリップともにしっかりと付いてきてほぼ完璧な走りを最後の最後で出して来た。
この結果、サドンデスを制した66八重田JZX81がミドルSD優勝に輝いた。惜しい準優勝にはそのサドンデスで敗れてしまった60三ツ野RPS13が入り、3位表彰台には女性ドリフターの63鈴木PS13が入った。