60名を越える選手がエントリーして来たエキスパートクラス。エキスパートクラスはスーパークラス同様、逆走の最終コーナー審査となる。メインストレートからいかに車速を乗せて最終コーナーに飛び込むかがポイントとなってくる。
■予選
4つのグループに分けられたエキスパートクラスは2本本番で予選が行われ。その中から得点が高かった選手上位20名が次の準決勝進出を決めている。
準決勝に駒を進めて行ったのは、43神谷HCR32、44前原S14、45中川S14、47赤松RPS13、48河村S14、66西尾PS13、67堺TE71改、69上島S15、78松下HCR32、79池田AE86、81藤尾PS13、88浅田AE86、91土屋PS13、93石川PS13、95佐津川HCR32、96常田S15、97市川S14、104新木AE86、106サントスHCR32、107中島RPS13の20名。
■準決勝
準決勝も予選同様、単走2本の走行となる。ここを勝ち上がり、決勝トーナメントに駒を進めて行ったのは、全体的にまとまりのいい走りを見せた43神谷HCR32、アクセルの踏みっぷりがいい豪快なドリフトを決めた中川S14、角度を付けた思い切りのいい進入で攻めてきた47赤松RPS13、TE71という旧車で上手く決めてきた67堺TE71改、上手くまとめた走りの78松下HCR32、1本目から凄いドリフトを決めてみせた79池田AE86、抜群の安定感で勝ち上がりを決めた81藤尾PS13、1発目から魅せるドリフトを持ってきた93石川PS13、迫力のあるドリフトの95佐津川HCR32、ほぼパーフェクトなドリフトで準決勝をトップで通過した96常田S15、角度をつけた迫力のある走りを見せていた106サントスHCR32、そして壁ギリギリを狙う進入から上手くまとめてきた107中島RPS13、以上12名が決勝トーナメント進出を果たした。
■決勝トーナメント・1回戦
決勝トーナメント進出者12名が出そろったエキスパートクラス。くじ引きにより対戦相手も決定し、いよいよ最後の戦いがスタートする。この決勝トーナメントも予選・準決勝と同じく逆走の最終コーナー審査となる。
まず最初の対戦は96常田S15対43神谷HCR32の対戦だ。96常田S15の1本目は進入のラインは大きく、全体的な走りも実にスムーズに決めてきた。2本目は1本目以上にスピードを上げた進入で上手さを感じる走りを披露。
対する43神谷HCR32は全体的に上手くまとめてはきたが、若干スピードの面で見劣りするような走りとなってしまった。2本目は進入でややアンダーを出してしまった感じだ。
ここは96常田S15が勝ち上がりを決めた。
2組目は45中川S14対昨年のMチャレ全国チャンプの81藤尾PS13の対戦だ。45中川S14は1本目から勢いを乗せた進入を試みたがここはスピン…。2本目はアクセルの踏みっぷりもよく、上手く決めてきたという印象だ。
対する81藤尾PS13の1本目、深いアングルのドリフトで上手くまとめてきたという感じ。2本目も実にまとまりのあるドリフトを決めてきた。
この勝負は決着が付かず、勝負は再戦にもつれ込む。45中川S14は再戦でも勢いのあるドリフトを決めてきたが、なんと立ち上がりでスピンしてしまった。一方の81藤尾PS13はここもキッチリと自分の走りを決めてきた。
この勝負はミスすることなく決めてきた81藤尾PS13がベスト6に名乗りを上げた。
3組目の対戦は79池田AE86対67堺TE71改。79池田AE86は進入時のラインも大きく、勢いを感じる走りを決めてきた。2本目は少々抑え気味になったのか、ラインが小さくなってしまった。
一方の67堺TE71改は1本目でいきなり進入でミスを出してしまった。後が亡くなった2本目、進入時の角度はよかったが、立ち上がりでドリフトが戻ってしまう。
ここは79池田AE86が制して勝ち上がりを決める。
4組目は107中島RPS13対女性ドリフターの93石川PS13の対戦だ。107中島RPS13は壁ギリギリを狙い角度をつけたドリフトを決めてくる。ラインも良くまとまりのある走りで見せた。2本目もスピード感のあるまずまずのドリフトを決めた。
93石川PS13は予選同様、1本目から素晴らしいドリフトを決めてくる。ラインも良く、走りもキレイで実にスムーズだった。続く2本目もしっかりと決めるドリフトを持ってきた。
この勝負は非常に際どいものとなったが、93石川PS13が接戦を制した。
5組目は47赤松RPS13対106サントスHCR32の対戦。47赤松RPS13は予選・準決勝同様、トーナメントに入ってからも攻めの走りで勝負してきた。角度、ラインともに申し分ないドリフトを決めてきた。2本目も勢い良く進入してきたが、ここは勢い余ったクリップを外してしまうが攻めの姿勢は健在だ。
対する106サントスHCR32は少々ラインが違うかなという走りになってしまうが悪くはなかった。2本目は角度をつけたドリフトを決めてくる。
ここは勢いに勝った47赤松RPS13が勝ち上がりを決めている。
トーナメント1回戦、最後の対戦は78松下HCR32対95佐津川HCR32という同じチームメイト同士の対戦となってしまった。78松下HCR32の1本目、若干進入でぎこちなくなってしまうがまずまず決めてきた。2本目も特に目立ったミスもなくきっちりとまとめる走りを持ってくる。
対する95佐津川HCR32はややラインが小さくなってしまったが堅実な走りを1本目から決めてきた。2本目は若干流され気味のドリフトになってしまう。
この対戦はお互いに決め手を欠いたため、勝負は再戦にもつれ込んだ。78松下HCR32は壁ギリギリを狙って攻めのドリフトを決めてきたが最後の最後でシフトミスをしてしまう…。一方の95佐津川HCR32は大きなミスもなく危なげない走りを決めてきた。
この勝負はミスを出さなかった95佐津川HCR32が勝ち上がりを決めている。
■決勝トーナメント・ベスト6
ベスト6まで絞り込まれたエキスパートクラス。まず最初の対戦は好調をキープしている96常田S15対81藤尾PS13の対戦だ。96常田S15は1本目でスピード感抜群の進入で角度もバチンとつけてきたが、ここは勢い余ってスピン。後がなくなった2本目、ここはベテランらしく落ち着いて決めてきた。進入時の角度、ラインともによく上手く決めたという印象だ。
対する81藤尾PS13は1本目でやはりスピンしてしまった。2本目は上手くまとめてきたが、逆にまとめすぎたせいか、無難な走りとなってしまった。
ここは96常田S15が制してトーナメント決勝進出を果たした。
次の対戦は79池田AE86対93石川PS13。79池田AE86の1本目、スピード感のある攻めのドリフトで勝負してきた。2本目も1本目同様に攻めの姿勢を崩さず、全体的にも上手くまとめてきたという感じだ。
一方の93石川PS13は角度を付けた進入を試みるもスピン…。ここまで1本目から素晴らしいドリフトを決め続けていただけにこのスピンがどう影響するのか。2本目は1本目の失敗からか走り全体が無難な形となってしまった。
ここは攻めのドリフトを決めてきた79池田AE86が勝ち上がりを決めた。
最後の対戦は47赤松RPS13対95佐津川HCR32の対戦だ。47赤松RPS13は1本目で勢いを付けすぎてしまいスピン…。しかし2本目、先ほどの失敗を恐れない攻めの走りを見せてくれた。角度を大きくつけたカッコイイドリフトを土壇場で決めてくるから凄い。
対する95佐津川HCR32はラインよく決めてきたが、スピード感に物足りなさを感じる走りとなってしまう。2本目も安定したドリフトを決めてきたが…。
ここは攻めの姿勢が全面に出ていた47赤松RPS13がトーナメント決勝進出を果たした。
■決勝トーナメント・決勝戦
いよいよ大詰めを迎えたエキスパートクラス。最後に素晴らしいドリフトを決めて頂点に立ったのは果たして…。
最初に登場したのは96常田S15。1本目から踏みっぷりのいいスピードと角度をつけたドリフトを決めてくる。ここに来ても全く衰えることのないその勢いは流石としかいいようがない。
2本目も角度をつけた大きなドリフトを決めてくるも立ち上がりで戻ってしまう。
2番目に登場したのは79池田AE86。1本目は勢いのある進入を決めてきたがここは勢いが付きすぎたせいか流され気味になってしまいクリップを外してしまう。2本目は角度はよかったが、全体的にラインが小さくなってしまった。
最後に登場したのは47赤松RPS13。角度を思い切り付けた進入を試みたがここはスピン。2本目も思い切りのいい進入を決めてきたが残念ながらここでもスピンしてしまった。しかし最後まで攻めの気持ちを前面に出したその走りは立派だった。
以上3名が走り終わった結果、今シーズンの開幕戦を制したのは予選から勢いのあるドリフトを決め続けていた96常田S15だった。準優勝は79池田AE86、3位に47赤松RPS13が入り、以下4位93石川PS13、5位81藤尾PS13が入り、以上の5名が全国大会の出場権を獲得した。