25台という、こちらも少々寂しい参加台数となってしまったエキスパートクラス。昨年のエビス南の覇者、浅川選手が出場してこなかったのが残念ではあるが、昨年準優勝の47落合PS13、同3位の54松本AE86が揃って参加してきた。
さらに関東の有力選手の出場もあり、台数が少ないながらも白熱した戦いが繰り広げられた。
■予選
まず予選は本番3本で行われ、全体から上位18名が準決勝進出を決めている。予選を通過したのは21飯塚S14、22北林AE86、24水野S15、25橋本S15、29秋山JZZ30、31中田JZX100、33山口S14、34小林JZX100、35中谷RPS13、41峯尾AE86、43本間S15、45岸梅S13、46吉村S15改、47落合PS13、49水野S15、52菅原JZX100、54松本AE86、55大竹HCR32、以上18名。
■準決勝
2本本番となった準決勝は18名から12名に絞り込まれる。この準決勝を通過したのは、予選から調子の良さをアピールしていた21飯塚S14、まとまりのいいドリフトを決めてきた24水野S15、若干進入がぎこちなくなってしまったが、その後はカッコイイ走りを決めてきた25橋本S15、まずまずまとめてきた29秋山JZZ30、最終コーナーからカッコよくきめ、迫力のドリフトで魅せてくれた31中田JZX100、勢いのあるドリフトを決めてきた35中谷RPS13、確実な走りでキッチリと決めた41峯尾AE86、角度を付けた大きなドリフトを持ってきた45岸梅S13、全体的に上手くつないできた46吉村S15改、1本目はミスをするものの、2本目はしっかりとまとめた47落合PS13、豪快は走りで魅せてくれた49水野S15、そして角度のある迫力のドリフトを決めた52菅原JZX100、以上の12名が決勝トーナメント進出を果たした。
■決勝トーナメント・1回戦
このトーナメントからは1対1のノックアウト形式の対戦形式となる。ここでの負けが即敗退につながってしまうだけど、しっかりと決めたいところが。このトーナメントも本番2本の走行となる。
まず最初の対戦は準決勝をトップで通過した31中田JZX100対昨年準優勝の47落合PS13という好カード。31中田JZX100の1本目、進入を完璧に決めラインも大きくキレイなドリフトを決めてきた。2本目も1本目同様、まずまずの走りだ。
対する47落合PS13の1本目、進入から攻めの走りを試みるも勢い余ったクラッシュパッドに激突…。2本目も攻めてはきたが、2コーナーで流され気味になってしまう。
この対戦はほとんどミスなく2本とも決めてきた31中田JZX100が勝ち上がりを決めた。
続いての対戦は46吉村S15改対49水野S15のS15シルビア対決。まず46吉村S15改の1本目、アクセルの踏みっぷりも良く、角度あるドリフトを決めてきた。2本目も角度の付け方が実に上手く、ライン取りもバッチリ。走るたびにドンドン上手くなっていっているという印象を受けた。
対する49水野S15は1本目に進入でアンダーを出してしまいクラッシュ。後がなくなった2本目は攻めの走りを決めてきた。勢いのある見事なドリフトだ。
この対戦は非常に際どいものとなったので、勝負は1本勝負のサドンデスに突入する。
46吉村S15改はここでもスピード感のあるドリフトをきめてきたが、1本目、2本目に比べると若干抑えぎみの走りになってしまったか。
対する49水野S15はここで素晴らしい走りを魅せてくれた。これまでのベストというくらいのドリフトを決める。特に2コーナーへのアプローチの仕方がよかった。
この再戦の結果、49水野S15が大激戦となった戦いを制してベスト6進出を決めた。
3組目の対戦は29秋山JZZ30対24水野S15の対戦だ。29秋山JZZ30は1本目から1コーナーの進入で戻ってしまう。確実に決めておきたい2本目だったが、ここでは2コーナーで振られ気味になってしまった。
対する24水野S15は1本目から壁ギリギリからカッコイイ進入を決めてきた。全体的にも上手くまとめている。2本目もまとまりのある走りをキッチリと決めてきた。
ここは2本ともにミスを出さずに攻めきった24水野S15が勝ち上がりを決めた。
4組目は21飯塚S14対35中谷RPS13の対戦。予選から絶好調の21飯塚S14の勢いは止まる事を知らず、1本目から完璧なドリフトを決めてきた。アクセルの踏みっぷりが良くスピード感と角度の深いドリフトで魅せる。2本目は2コーナーでシフトミスをしてしまい戻ってしまった。
対する35中谷RPS13は勢いよく1コーナーに進入するがラインがちょっと大きすぎたか。2本目も勢いはあるが、進入で走りがぎこちなくなってしまった。
ここは調子の良さを見せつけた21飯塚S14がベスト6に名乗りを上げた。
5組目は25橋本S15対41峯尾AE86の対戦となる。25橋本S15はちょっと1コーナーへの進入の振り出しのタイミングが遅くなってしまったため、ちょっとラインを外し気味となってしまう。2本目はまずまず上手く決めてきたがちょっと勢いが感じられなかった。
対する41峯尾AE86は1本目は1コーナーの進入がちょっと微妙な感じとなってしまう。しかし2本目は上手くまとめ、全体的にもなかなかいい走りが出来た。
この対戦は41峯尾AE86が勝利し、トーナメント1回戦を突破した。
トーナメント1回戦、最後の対戦は52菅原JZX100対45岸梅S13の対戦だ。52菅原JZX100は予選、準決勝では見せていなかった走りを決めてきた。全体的にまとまりのあるキレイな走りをここで決める。2本目もまずまず決めてきたが、走り自体は1本目の方が良かったか。
対する45岸梅S13の1本目は豪快に1コーナーに進入するものの、2コーナーでスピン。2本目はまずまず決めたといった感じだったが、最終コーナーの出方からどうもリズムが悪い走りとなってしまう。
ここは52菅原JZX100がベスト6進出を果たしている。
■決勝トーナメント・ベスト6
6台まで絞り込まれて来たエキスパートクラス。ベスト6最初の対戦は31中田JZX100対49水野S15の対戦だ。
31中田JZX100はここにきてますます勢いに乗って来たと感じる走りを見せつける。1本目から迫力満点のドリフトを決め、ほぼミスなく審査コーナーをクリアしていった。2本目は進入まではよかったが、2コーナーでやや失速してしまった。
対する49水野S15の1本目、ここは2コーナーで戻ってしまう。後がない2本目は進入からラインも良く攻めの走りを決めていた。
この対戦は決着が付かず、サドンデスによる再戦が行われる。迫力のある攻めのドリフトを決めてきた31中田JZX100に対して49水野S15は全体的に流され気味になってしまいラインを外してしまった。
ここは再戦でも攻めの走りを見せてくれ31中田JZX100がトーナメント決勝進出を果たした。
ベスト6次の対戦は24水野S15対21飯塚S14の対戦。24水野S15の1本目、最終コーナーからカッコ良く決めてきたが1コーナー進入の振り出しのタイミングが若干遅れてしまった。しかし全体的に見てみると悪くはない走りだ。2本目はちょっと抑えすぎたか、無難な走りとなってしまった。
一方の21飯塚S14はスピード感抜群の進入を決めるが角度を付けすぎてなんとスピン…。2本目はキッチリと決めてくると思われたが2コーナーでちょっと流され気味になってしまった。ここまで大きなミスがなかっただけにちょっともったいない。
ここはミスなく走り続けた24水野S15がトーナメント決勝進出を果たした。
最後の対戦は41峯尾AE86対52菅原JZX100の対戦だ。41峯尾AE86の1本目はラインがちょっとワイドすぎになってしまう。2本目は1コーナーの進入から2コーナーへのアプローチまではよかったが、3コーナーのクリップが若干甘くなってしまった。しかしそれほど悪くはない走りだ。
対する52菅原JZX100の1本目、1コーナーのアプローチはよかったが、2コーナーでスピン。2本目はキッチリと決めてきたが、ここはまとめすぎたとう印象を受けた。
この対戦は41峯尾AE86が僅差で制して勝ち上がりを決めている。
■決勝トーナメント・決勝戦
さて、いよいよ最後の対戦を迎えたエキスパートクラス。まず最初にスタートしたのは31中田JZX100だ。トーナメント決勝の1本目から素晴らしいドリフトを決めてくる。角度、スピードともに申し分なく本当に上手さを感じるドリフトを決めてくる。2本目は1本目ほどではなかったが、ここもキレイな走りで魅せてくれた。
次に登場するのは24水野S15だ。まず1本目、スピードはあるものの少々進入時の角度が浅めになってしまう。しかしラインはよく上手く決めてきたという感じだ。2本目は3コーナーまではしっかりと決めてきたが、最後の最後でシフトミスをしてしまった。
最後は41峯尾AE86が登場。1本目は1コーナーの進入が奥目になってしまい、2コーナーが流れてしまう。さらに3コーナーのクリップもやや甘くなってしまった。2本目は勢いを感じる走りを決めてきた。
以上、3名が走り終えた結果、この東北大会を制したのは予選から迫力のあるドリフトをコンスタントに決めていた31中田JZX100がうれしいエキスパートクラス優勝に輝いた。準優勝は集中した時の走りがすごかった24水野S15、そしてトーナメント進出した選手の中で唯一のハチロク乗り、41峯尾AE86が3位表彰台を獲得した。以下4位に49水野S15、5位に21飯塚S14が入り、以上の5名が全国大会の出場権を獲得した。