キャンセル待ちも出たエキスパートクラス。最終的には64名のドライバーがエントリーしてきた。梅雨明けが発表され、絶好のコンディションの中での大会となった九州大会。激戦のエキスパートクラスを制したのは果たして…。
■予選
4つのグループに分けられたエキスパートクラスは2本本番で予選が行われ、その中から得点が高かった選手上位30名が次の準決勝進出を決めている。ここで約半分にふるい分けされるということだ。
準決勝に駒を進めて行ったのは32山下S14、33平島S14、34佐々木S15、38安河内S13、41中尾S14、45後藤S14、46花岡RPS13、50古賀S13、53内田S15、54上野PS13、55工藤S14、56伊藤S14、62西山S14、69永利S14、72大坪S14、73吉里S14、74井上FCS3、75渋田S13、76合原HCR32、81興梠PS13、82東町JZX100、85藤原AE70、86太田PS13、87林S14、88古賀RPS13、89松本S14、90中村S14、92中島S14、97山口S14、100野崎FD3S、以上30名。
■準決勝
準決勝も予選同様、単走2本の走行となる。ここを勝ち上がり決勝トーナメントまで駒を進めていったのは、白煙を上げた迫力のドリフトを決めてきた33平島S14、角度を思い切り付けたアグレッシブな走りを見せていた41中尾S14、アクセルの踏みっぷりもよく攻めの走りで見せた昨年のチャンプ45後藤S14、白煙の量がものすごく、迫力満点のドリフトを決めてきた50古賀PS13、スピード感あふれるドリフトを見せた53内田S15、スムーズかつ攻めのドリフトでアピールした54上野PS13、進入から角度をつけたまとまりのあるドリフトを決めてきた56伊藤S14、迫力と勢いのあるドリフトで勝負してきた72大坪S14、思い切りのいい進入から大きなラインで見せた73吉里S14、全体的に柔らかい走りを決める81興梠PS13、スピード感と大きなラインのドリフトを決めてきた87林S14、そして角度あるドリフトを見せた92中島S14、以上12名だ。
なんとこのエキスパートクラス、決勝トーナメント進出者のマシンを見ていると全てシルビア系という珍しい事になった。
■決勝トーナメント・1回戦
エキスパートクラス決勝トーナメントはいつもと同じように抽選で対戦相手が決定する。勝負は予選、準決勝同様に2本本番で行われた。
まず最初の対戦は33平島S14対73吉里S14の対決。33平島S14はストレートからスピードを乗せ思い切りよく進入してくる。ライン取りもよく勢いを感じた。2本目も1本目同様のドリフトでスムーズな走りを見せてくれた。
対する73吉里S14は進入から思い切り角度を付けクリップにもしっかりとついてきた。2本目はさらに迫力があるドリフトを決めてくる。ライン取りもよくここはバシッと決めてきた。
この対戦は73吉里S14が勝ち上がりを決めている。
2組目は53内田S15対45後藤S14の対戦。53内田S15の1本目、スピードを乗せた進入で攻めてきたが勢いを付けすぎてリアをダートに落としてしまい乱れてしまった。2本目はしっかりと決めてきたという印象だ。
対する45後藤S14は進入から大きく角度を付け迫力のドリフトを決めてきた。2本目も進入からアングルが深く、これも迫力十分のドリフトだ。
ここは迫力満点のドリフトを連発してきた45後藤S14がベスト6進出を果たしている。
3組目は41中尾S14対92中島S14の対戦となる。41中尾S14は決勝トーナメントに入ってもモノ凄い角度での進入を試みる。ライン取りもベストで高得点をマーク。2本目も角度が深い進入を決めてきたが、ここはラインが小さくなってしまった。
対する92中島S14は角度、スピードともによく上手くまとめてきた。2本目は少々勢いを付けすぎてリアをダートに引っ掛けてしまうが大きな乱れはなく上手く決めた。
この勝負は41中尾S14に軍配があがり、勝ち上がりを決めた。
4組目の対戦は54上野PS13対50古賀PS13。54上野PS13は進入から角度を大きく付け迫力のドリフトを決める。2本目は1コーナー進入でアウトまで飛ばしすぎてしまいリアをダートに落として乱れてしまった。
対する50古賀PS13はこちらも迫力満点の進入からまとまりのあるドリフトを決めてきた。2本目はさらに白煙の量を増し、ライン取りもほぼ完璧だった。
この勝負は甲乙つけがたいものとなったので、サドンデスに突入する。深いアングルから迫力のドリフトを決めてきた54上野PS13。一方の50古賀PS13も相変わらず凄まじい迫力のドリフトを決めてきた。
この再戦も本当に際どい勝負となったが、僅差で54上野PS13が勝ち上がりを決めている。
5組目は87林S14対72大坪S14の対戦。87林S14は勢いよく1コーナーに進入してきたが、勢い余って2コーナーでコースアウト。2本目は攻めてはきたが、進入からリズムを崩してしまった。
対する72大坪S14は進入からベストのラインに乗せてくる。ややリアをダートに引っ掛けてしまうも大きな乱れはなく勢いで決めてきた。2本目はもの凄い角度で進入してきたここはスピン。
ここは迫力で勝った72大坪S14がベスト6進出を果たした。
最後は81興梠PS13対56伊藤S14。81興梠PS13の1本目、進入はまずまずだったが少しラインが小さくなってしまったとう印象をうけた。2本目は3コーナーで戻ってしまう。
対する56伊藤S14は1本目が進入でアンダーを出してしまい戻ってしまった。2本目はラインが小さくなり2コーナー付近でも戻ってしまう。
ここはミスが少なかった81興梠PS13が勝ち上がりを決める。
■決勝トーナメント・ベスト6
ベスト6まで絞り込まれたエキスパートクラス。まず最初の対戦は73吉里S14対45後藤S14。73吉里S14はここにきても走りが衰える事なく、1本目、2本目ともに角度と切れ味鋭い走りで勝負してきた。
対する45後藤S14は進入は迫力があったものの、ラインが少し小さくなってしまった。2本目は3コーナーへのアプローチが今までと違ってしまったのが気になった。
ここは73吉里S14に軍配が上がり、トーナメント決勝進出を果たした。
2組目は41中尾S14対54上野PS13の対戦だ。41中尾S14はここでも角度、そして迫力満点のドリフトを決めてくる2本目も全くミスのない、完璧な走りを見せてくれた。
一方の54上野PS13、こちらも1本目から中尾選手に負けず劣らずの角度のある迫力のドリフトを見せてくれた。2本目も角度、迫力ともあり上手く決めてきた。
ここは際どい勝負となったが41中尾S14が勝ち上がりを決めた。
ベスト6最後の対戦は72大坪S14対81興梠PS13の対戦。72大坪S14の1本目、進入からまずまずのドリフトを決める。3コーナーまでライン取りもよく上手くまとめてきた。2本目はさらに角度をつけてきたが、3コーナー手前で戻ってしまった。
対する81興梠PS13は1本目は進入でアンダーを出してしまう。2本目は全体的に微妙な走りとなってしまった。
ここは72大坪S14が勝ち上がりを決め、トーナメント決勝へと駒を進めていった。
■決勝トーナメント・決勝戦
さて、エキスパートクラスもいよいよ最後の勝負となるトーナメント決勝を迎えた。まず最初に登場するのは73吉里S14だ。1本目から勢い良く1コーナーに進入してきたが、3コーナーで戻ってしまう。2本目も攻めのドリフトをしてきたが、ここはスピン。
次は41中尾S14が登場。ここでも迫力のドリフトを見せる41中尾S14。しかしここはラインがやや小さくなってしまった。2本目はスピード感のある進入から思い切り角度を付け迫力のドリフトを決めてきた。
最後は72大坪S14。進入から実にスムーズなドリフトを見せる72大坪S14。リアをダートに落としてしまうも大きな乱れはなくクリア。2本目は迫力のドリフトを決める。全体的にまとまりのある走りを上手く決めてきた。
以上、3名が走り終えた結果、優勝を決めたのは予選から常に大きな角度と迫力のドリフトを決めていた41中尾S14だった。準優勝はトーナメント決勝でもミスのない走りを決めた72大坪S14、そして73吉里S14が3位という結果となる。以下54上野PS13が4位、45後藤S14が5位入賞を果たし、以上の5名が全国大会の出場権を獲得した。