今年の北海道ミドルクラスは、20台が参戦。その20台中6台が決勝トーナメントに進出出来るという形での大会となった。このミドルクラスもエキスパートクラス同様、2本本番での戦いだ。
フリー走行1回目をみた審査員の感想は、「ミドルクラスはほとんどの人が逆振りでの進入だが、出来るだけ進入で加速できるような形で来てほしい。ちょっとレベル差(参加者の)があるかも知れないが頑張ってほしい」と。しかし、その言葉を受け、ミドルとは思えないレベルの高い戦いとなった。
■予選
予選はスタート時から霧雨が降り、スリッピーな路面での戦いとなった。それでもミスを出す人は少なく、かなりの接戦となった。
このミドルクラスも予選順位によってトーナメント枠が決まるという、Mチャレ北海道ルールで行った。予選を1位で通過したのは、3舘JZX100。2本目で見せた、迫力で持っていきながらもキレイにまとめてきたドリフトで、285点という高得点をマーク。堂々の予選1位通過だ。
予選2位通過は、5藤原JZZ30。こちらも2本目で、勢いある進入からS字のクリップもみごとに決め、284点を叩き出す。トップとは僅か1ポイント差というハイレバルな戦いとなった。
予選3位通過も、282点と上位に迫る得点を出した13山本RPS13。スピードある進入から1コーナー外側ギリギリに抑えた男らしい走りを披露。
そして予選4位も3位に1ポイント差の281点の4山本RPS13。こちらも白煙を上げて迫力ある男らしい走りを見せた。
予選5位に入ってきたのは、さらに1ポイント差の280点の7戸松JZX81。抑えながらもキレイにまとめたラインバッチリの納得の走りだった。
最後6番手で通過したのは、279点の、勢いよく進入しアウトいっぱいからライン良く持っていった11長谷川C33。車の特性を生かした走りで見事決勝トーナメント進出を果たす。
惜しくも予選7位で、決勝トーナメント進出を果たせなかったのは、14宮本C33。角度良しで立ち上がり、アクセルワークも良くそのままの勢いと角度でS字もクリアしていくも、273点とあと一歩得点が伸びなかった。というより、今回の上位6台のレベルが高かったのかも知れない。
■決勝トーナメント・1回戦
6名によるトーナメント戦も、単走2本本番という形で行った。まずは、予選1位の3舘JZX100対予選6位の11長谷川C33。3舘JZX100からスタート。1本目、スピードを乗せて攻めてきた。2本目は、角度を探りながらもうまくラインに乗せ、まとめてきた。どちらも安定感のある走りで、特に2本目は1本目より良くなった形だ。
11長谷川C33は、1本目は、大きく振ってくるもスピンしてしまう。そして2本目、勢いある走りでうまくコース内におさめてきた。フラ付く面もあるが、決めた感。しかしここは、安定感抜群の3舘JZX100が勝ちとなった。
2組目は予選2位の5藤原JZZ30対予選5位の7戸松JZX81の対戦。5藤原JZZ30は1本目、進入でややカクカクしてしまった。進入奥から振ってきたため、スピードが落ちてしまったのも痛い。2本目は手前からサイドを引き、ロングサイドでの進入。しかしインに入りすぎてフラついてしまった。
こうなると7戸松JZX81が俄然有利。1本目にキレイに角度を付けてまとめる。ムダのない美しい走りでまとめ、2本目も進入で戻るミスも他はS字はキレイにまとめた。ここは7戸松JZX81が勝ち上がる。
最終3組目は、予選3位の13山本RPS13対予選4位の4山本RPS13。13山本RPS13は、1本目から良い角度での進入し、ラインも良く美しく決める。2本目は気合のライトオンスタートも進入でインに入りすぎてスピン。対する4山本RPS13は、1本目に大きな角度&白煙で迫力ありで攻めてきた。審査員席前あたりでスピンをするのかと思ったほどの角度もうまくクリアしていった。2本目も角度を付けて白煙を上げていく、うまい! 2本目も決めてきた。もうノリノリといった感じ。ここは4山本RPS13が勝ち上がる。
■決勝トーナメント・決勝戦
優勝決定戦は、3台での対戦となる。1番手からスタートしたのは、優勝候補筆頭の3舘JZX100。1本目ラインもカッコ良かったが、S字2つ目と3つ目のクリップはやや外す。それでもまずまずの走り。2本目は、ライトオンで大きく振って攻めてくるもS字2つ目でスピン。ここにきてリズムを崩してしまったようだ。
2番手スタートは、美しいお手本のようなライン取りの7戸松JZX81。1本目、角度良く攻め、ややダートに落としてしまうが、そのまま乱れずに攻めてきた。しかし2本目走行前に、1本目でダートに落としたときタイヤがバーストしてしまったようで、タイヤ交換のためピットイン。2本目は一番最後からのスタートとなった。その2本目は、浅めからの進入で、振りも小さくなってしまった。まとめてはいるが苦しい展開だ。
3番手スタートは、トーナメントに入ってからノリノリの4山本RPS13。1本目からスピードありの進入で、長いドリフトでつなげていく。白煙も凄いし、ほぼカンペキな走り。この勢いは止められない。2本目も豪快なドリフトだが、1本目のほうが良かったか。
この戦いで勝負は決まった。優勝したのは4山本RPS13、準優勝は3舘JZX100、3位は7戸松JZX81という結果となった。