MSCチャレンジ初開催となるモーターランドSP。しかし大会当日は朝から雨が振ったりやんだり、時には雨脚が強くなるほどのコンディションとなってしまったが、予選を前にしたフリー走行ではいきなり激しい走りを見せてくれた。
Mチャレ in モーターランドSP記念すべき最初のエキスパートクラス王者は誰の手に渡ったのか?
■予選・準決勝
予選が始まる頃には雨も止み、路面状態もドライコンディションまで回復した。まず予選は練習1本走行した後に本番を3本行うという形式で行われた。
このエキスパートクラスは27台がエントリーし、準決勝進出を果たしたのは17台。さらに準決勝では12台まで絞り込まれることとなる。
決勝トーナメント進出を決めたのは、迫力満点のドリフトを決めてきた1小舘JZA80、勢いのある素晴らしい走りで予選・準決勝ともにトップ通過を果たした2小橋RPS13、カリーナでいっぱいいっぱいのドリフトを決めてきた3グレゴリーAA63、雰囲気のある走りを見せた4下舘S14、壁ギリギリから迫力の進入を決めた7赤坂RPS13、全体的にキッチリとまとめてきた9南S14、ややラインは外したがカッコいい走りを見せてくれた12中村S14、やや抑えめながらもしっかりと決めてきた18高橋S14、スピード感のある進入からキレイなドリフトを見せてくれた21井上S14、角度、ラインともによくまとめた参加者唯一のハチロク乗り23鈴木AE86、スピード、角度、ラインともにビシッと決めてきた24柴田S14、そしてまとまりのあるドリフトを見せてくれた25松橋S14の12名が決勝トーナメント進出を果たす。
■決勝トーナメント・1回戦
12名が出揃った決勝トーナメント。ここからは1対1の対戦となる。まず最初の対戦は12中村S14対1小舘JZA80。中村選手の1本目、進入まではまずまずよかったものの、その後はラインが小さくなってしまう。2本目は進入スピードはもの凄かったがしっかりと減速出来ずにラインがアウトをなめるようなラインになり2コーナーのクリップを外してしまう。
対する小舘選手は1本目からいきなり迫力満点の攻めのドリフトを決めてきた。2本目も迫力がありライン取りのいいドリフトを決めてきた。
ここは圧巻のドリフトを2本連続で決めてきた1小舘JZA80が勝ち上がりを決めた。
続いての対戦は9南S14対4下舘S14の対戦だ。南選手は進入まではよかったが全体的にラインが小さくなってしまう。しかし2本目はアウト一杯からの進入でラインよく決めてきた。
それに対して下舘選手は進入がややカクカクっとなってしまい、ライン的にもアウトに行き過ぎという印象の走りとなってしまった。2本目は勝負にでるものの1コーナー進入でスピン。
ここは大きなミスなく決めてきた9南S14がベスト6進出を果たした。
3組目の対戦は21井上S14対3グレゴリーAA63。まず井上選手の1本目は全体的にそつなく決めたという印象だったが、やや進入時の角度の付き方がややぎこちなくなっていたのが気になった。2本目は進入からスパンと気持ちよく角度を付け大きなドリフトを見せる。2コーナーのクリップもしっかりと取ってきた。
対するグレゴリー選手は1本目は抑えめでいったのか、スピード感が遅くちょっと勢いが感じられないドリフトとなってしまう。2本目はアウトを狙いすぎたためか、2コーナーが流れてしまった。
ここは21井上S14が勝ち上がっていった。
4組目は18高橋S14対7赤坂RPS13。高橋選手は1本目でいきなりスピン。後がなくなってしまった2本目、ここはしっかりと確実なドリフトを決め得点を残してきた。
一方の赤坂選手は全体的に悪くなかったが、進入時のアングルがやや浅くなってしまった。2本目は進入の角度はよかったが、そこから先のライン取りがイン目に入ってしまいちいさくなってしまう。
ここは確実に決めてきた18高橋S14がベスト6に駒を進めて行った。
続いては24柴田S14対23鈴木AE86の対戦だ。まず柴田選手の1本目、ここは進入からバシッと角度をつけライン取りよく決めてきた。2本目は進入でリアを壁にヒットさせながらも全く乱れる事なく角度のある迫力のドリフトで攻めてきた。
対する鈴木選手は進入から角度、ラインともによく、まずは確実に決めてきた。2本目はややラインを外してしまったか。
ここは僅差となるが、24柴田S14が接戦を制した。
トーナメント1回戦最後の対戦となったのは25松橋S14対2小橋RPS13。1コーナー進入から2コーナー立ち上がりまではまずまずよかった松橋選手だったが、ストレートでちょっと振り過ぎという印象を受けた。2本目も1本目同様の走りを決めてきた。
対して絶好調の小橋選手、まず1本目はキッチリと決めるといった走りを見せてくれた。そして2本目、これは壁ギリギリから迫力のある攻めのドリフトで魅せた。ここにきてこの日一番のドリフトを決めてくれた。
ここは2本目で素晴らしいドリフトを決めてきた2小橋RPS13が勝ち上がりを決めた。
■決勝トーナメント・ベスト6
ベスト6まで絞り込まれたエキスパートクラス。まず最初の対戦は1小舘JZA80対9南S14の対戦となる。まず小舘選手の1本目、これは勢い余ってスピン。しかし2本目にはアウトいっぱいから進入し迫力のドリフトを見せる。ライン取りもよくここはしっかりと決めてきた。
対する南選手の1本目、ここはちょっとラインを外してしまった。2本目はライン取りも良くまずまずのドリフトを見せてくれて。
ここは2本目で凄いドリフトを決めてきた1小舘JZA80がトーナメント決勝進出を果たした。
続いては21井上S14対18高橋S14の対戦だ。まず井上選手の1本目、進入時の角度、そしてライン取りのいいキレイなドリフトを見せる。ただもう少し勢いがほしいといった感じか。2本目は進入でややカクカクっとなってしまう、抑え気味の走りとなってしまった。
対する高橋選手の1本目はまずまず決めてきたといった感じだ。2本目は進入スピードを上げ、ラインよく決めてきた。
ここはお互いに決め手を欠いた勝負となったので、サドンデスに突入する。サドンデスでは角度のあるドリフトを決めてきた井上選手に対して高橋選手は2コーナーでドリフトが戻ってしまい勝負あり。
この接戦を制した21井上S14が勝ち上がりを決めた。
最後は24柴田S14対2小橋RPS13の対戦となる。進入から角度と勢いのあるドリフトを見せた柴田選手。しかしここまでくるとややサイドブレーキの使い方が気になってきた。2本目も全体的にはよかったが、やはりサイドが気になってしまう。
一方の小橋選手はここにきても勢いは衰えず1本目からギリギリの攻めのドリフトを決めてきた。2本目も1本目同様の攻めのドリフトを決める。攻めながらも安定感抜群の走りが出来るというところが凄い。
ここは常に攻めのドリフトを見せてくれた2小橋RPS13がトーナメント決勝進出を決めている。
■決勝トーナメント・決勝戦
いよいよエキスパートクラスも決勝戦を迎えた。最初に登場するのは1小舘JZA80だ。1本目から勢いのある進入を決めてきたがここはライン取りがアウト過ぎたといった印象を受けた。2本目はもの凄い進入スピードから迫力のドリフトを決めてきた。
続いては21井上S14が登場。1本目は全体的にキレイにまとめてきたが、ここでも1コーナー進入の角度の付け方が2段階になってしまったのが気になる。2本目もしっかりとまとめてきたといった感じだ。
最後は2小橋RPS13。進入からアングルが深くライン取りもいい。しかしこれまでの走りに比べるとやや抑えて来たような感じだ。しかし2本目は今まで通りの攻めのドリフトを決めてきた。本当に波に乗っているといった感じだ。
以上、トーナメント決勝が全て終了し、エキスパートクラスを制したのは2小橋RPS13だった。小橋選手は予選、そして準決勝もトップで通過しているので、完全優勝と言える活躍を1日を通して見せてくれた。準優勝は迫力のドリフトを決め続けていた1小舘JZA80、そしてキレイなドリフトを終始見せてくれた21井上S14が3位に入り、以下4位24柴田S14、5位に18高橋S14が入り以上がエキスパートクラス入賞を果たした。
予選・準決勝結果(PDF)