スーパークラス同様、地元北陸勢に関東、中部、そして関西の遠征組が加わり大激戦が予想されたエキスパートクラス。このエキスパートクラスには50台がエントリーしてきた。真夏の日本海間瀬サーキット決戦を制したのは果たして…。
■予選・準決勝
3つのグループに分かれて行われたエキスパートクラス予選。まずは50台から一気に半分以下の22名にふるい落とされた。さらにここから決勝トーナメント進出を果たしたのは12名の選手だ。
決勝トーナメント進出を果たしたのは、1本目から進入時の角度も深い迫力のドリフトを決めてきた46倉科S14、アウト一杯から大きなドリフトで魅せた51新井S14、予選から絶好調でこの準決勝でも進入からバシッと角度をつけラインよく決めた53中川S15、マインコントロールの上手さが光っていた57高橋S15、雨の中でもしっかりとしたドリフトを決めた58山本RPS13、同じく雨と言う状況でも冷静なドリフトで上手くまとめてきた62金子AE86、全体的にまとまりのあるドリフトを決めてきた63宮川RPS13、1本目のスピンの影響でやや抑え気味の走りになってしまうもギリギリのところで残った79石川RPS13、しっかりとマシンをコントロールし上手く決めてきた81佐々木AE86、進入時の角度もありラインよくまとめた83徳永S14、1本目以上の走りをしっかりと決めてきた85浅田AE86、そして進入時のアングルも深くさらにバッチリなライン取りで余裕の走りを見せた19駒形RPS13、以上の12名だ。
■決勝トーナメント・1回戦
決勝トーナメントからは1対1の対戦方式となる。抽選で対戦相手が決定したエキスパートクラスはここからが本当のサバイバルバトルとなる。
まずは58山本RPS13対51新井S14の対戦だ。58山本RPS13の1本目、最終コーナーの進入から角度もありラインよく決めてきた。2本目はS字のまとめ方はよかったが、最終コーナー進入でアンダーを出してしまう。
対する荒井選手の1本目は進入からバシッと角度が決まらず修正が入ったのが気になる。またアクセルワークも合わせているような感じがした。2本目も1本目同様、進入で修正が入ったため角度を付ける時にカクカクっとなってしまいラインも少し外してしまった。
ここは58山本RPS13が勝ち上がりを決めた。
続いての対戦は79石川RPS13対63宮川RPS13の対戦。石川選手は1本目から進入時の角度の付け方もよく、ライン取りも悪くない。2本目もスピード感がありその勢いのまま角度よく最終コーナーに進入する。ライン取りも問題なし。
対する宮川選手は最終コーナー進入までは非常に勢いがありよかったのだが、立ち上がりでスピン…。2本目は角度もありまずまずのラインの走りを見せてくれた。
ここは79石川選手が勝利しベスト6進出を決めた。
3組目で対戦するのは81佐々木AE86対19駒形RPS13。佐々木選手は1本目からミスを出してしまう。S字でのミスの影響で最終コーナー進入のラインが小さくなってしまった。後のない2本目、ここはS字も問題なく勢いのある進入を見せた。ハチロクではベストの走りで高得点を残した。
一方の駒形選手はS字からリズムよく最終コーナーに進入する。ライン取りもよく確実性が高く上手いドリフトを決めてきた。2本目も角度のある進入を見せるも、これはほんの少しインに入っていくのが早くなってしまったような気がする。
ここはお互いに良さを十分に出す走りをしてきたため、勝負は再戦へともつれ込んだ。佐々木選手はここでも角度のあるドリフトを決めてきたが、先ほどの走りの方がよかったという印象を受けた。対する駒形選手は再戦になってもあいかわらず上手い!! 本当に無駄のない走りをコンスタントに決めてくるという感じだ。
ここは再戦でも自分の走りをしっかりと決めてきた19駒形RPS13が勝ち上がりを決める。
4組目は57高橋S15対53中川S15のS15同士の対戦だ。高橋選手の1本目、ここは勢い余って最終コーナー進入でスピン。2本目はS字からスピードを乗せ最終コーナー進入もアウト一杯から豪快に飛び込む。ライン取りもよくきれいなドリフトを決めたきた。
対する中川選手は迫力の進入からラインよく決める進入時の角度もあり高得点を記録する。2本目は更に攻めのドリフトを決める。アウト一杯から豪快に飛び込み勢いのあるドリフトをほぼ完璧に決めてきた。
ここは53中川S15が勝利しトーナメント1回戦を突破した。
続いての対戦は7月のYZサーキット東コースで行われたMチャレの決勝トーナメント1回戦で対戦した2人、85浅田AE86対62金子AE86の対戦となった。まず浅田選手の1本目、ここはしっかりと自分の走りを決めてきたといった感じだ。2本目は攻め過ぎたかここはスピン。
対する金子選手は1本目から進入時のアングル、さらにラインもよく決めてきた。2本目はさらにアウト一杯を狙った勢いのあるドリフトを見せる。ここも角度よく、ライン取りも申し分なし。
この対戦は再び金子選手が制してここを勝ち上がっていった。
トーナメント1回戦最後の対戦は83徳永S14に準決勝をトップで通過した46倉科S14が挑む。S字からリズムよく最終コーナーに飛び込んで行った徳永選手の1本目。しかしそこからインに入るのがちょっと早かったような気がした。2本目は角度、ラインよく決め、1本目以上の走りを見せた。
一方の倉科選手は1本目でいきなりスピン。後がない2本目、ここは進入から大きく迫力のあるドリフトを決めてきた。
ここは両者ともに決定的な決め手を欠いたため、勝負は再戦に持ち越される。
再戦では何と痛恨のスピンをしてしまった徳永選手に対して倉科選手はキッリチと自分のドリフトを決めてきた。
ここは倉科選手が再戦を制してベスト6進出を決めた。
■決勝トーナメント・ベスト6
ベスト6を迎えたエキスパートクラス。まず最初の対戦は58山本RPS13対79石川RPS13の女性ドリフター対決だ。ここまで調子の良さを伺わせる走りを決め続けていた山本選手だったが、ここにきてやや精彩を欠いてしまったか、2本ともに最終コーナー進入がバシッと決まらず修正が入ってしまいカクカクっとした進入となってしまった。
対する石川選手は1本目からしっかりとアウトまで飛ばしそこから上手くターンインしてきっちりとまとめてきた。ただ無駄なサイドブレーキが気になったが…。2本目はほぼミスなくキッチリと自分のドリフトを決めてきた。
ここはミスなく決め続けた79石川RPS13が勝ち上がりを決めトーナメント決勝進出を果たした。
続いての対戦は19駒形RPS13対53中川S15の対戦となる。駒形選手の1本目、ここにきても全く乱れる事のない安定した走りは健在。レベルの高いドリフトをそつなく決めているといった感じだ。2本目もスピード感がありそれでいて止めるところはしっかりと止めるといったメリハリのあるドリフトを見せてくれた。
対する中川選手はここでも迫力のドリフトを見せてくれた。ただ1本目は勢いがあったが最終コーナーの立ち上がりでややアウトに流れ過ぎたかといった感じだ。2本目も白煙を上げた進入で迫力満点の走りを見せる。ただ強いて言えば進入時の修正がちょっと気になった。
ここはほぼノーミスでレベルの高いドリフトを決めてきた19駒形RPS13が勝ち上がりを決める。
ベスト6最後の対戦は62金子AE86対46倉科S14の対戦だ。ここまでしっかりと決めてきていた金子選手だったが、この1本目ではラインが小さくなってしまう。2本目は進入から角度、ライン取りともによかったが立ち上がりが微妙な感じになってしまう。
これに対して倉科選手は進入スピード、角度、ライン取りともに申し分のないドリフトをいきなり決めてきた。2本目も進入時の角度はよかったが、審査員席前でやや戻り気味になってしまう。
ここは1本目でほぼパーフェクトなドリフトを決めてきた46倉科S14が勝利しトーナメント決勝進出を決めた。
■決勝トーナメント・決勝戦
いよいよトーナメント決勝戦を迎えたエキスパートクラス。この決勝は奇しくもトリプルクラスでチームを組んでいる3名による対戦となった。
まず最初に登場するのは79石川RPS13。1本目はS字からのリズムも良く勢いのある進入からしっかりとしたドリフトをきめてきた。2本目も最終コーナー進入でバシッと角度も決まり、そのままの勢いで審査コーナーをクリア。ここにきてこの日一番のドリフトを最後に決めてきた。
続いては19駒形RPS13だ。1本目は進入からアングルの深いドリフトを見せたがここでこの日初めてのスピン。2本目は最終コーナー進入のタイミングがずれてしまいライン取りも小さくなってしまった。ここまで安定した走りを見せていただけにもったいない。
そして最後に登場した46倉科S14。しかしここで倉科選手は1本目、2本目ともにまさかのスピン…。
この結果、最後の最後でこの日一番の走りを決めてきた79石川RPS13が嬉しいエキスパートクラス初優勝を決めた。準優勝はトーナメント決勝で本来の走りを決める事ができなかった19駒形RPS13、そして2本連続でスピンしてしまった46倉科S14が3位表彰台を獲得する。以下4位に53中川S15、5位に62金子AE86、そして6位に58山本RPS13が入り、以上の6名が上位入賞を果たした。
予選・準決勝結果(PDF)