東日本エリアのエリア戦もこの本庄サーキットの第2戦を含め残り2戦。そういうこともあってか、この大会のスーパークラスには16名が最終的にエントリーしてきた。関東地区からの出場者がほとんどという状態ながら、中には静岡県や長野県からの遠征組も加わり、この日の気温同様、フリー走行から走りを各選手が見せてくれた。
■予選
予選は3本本番の単走勝負となる。ここで16名から半分の8名まで絞り込まれた。
見事、決勝トーナメント進出を果たしたのは、1山下AE86、2菅原AE86、12菅野RPS13、11桜庭RPS13、10小林S15、16吉田PS13、13高宮JZX110の7名(予選通過順)
そして予選8位は3名が同点で並んだため、お昼休み後に3台による再戦1本勝負が行われる。この勝負は各選手共に決め手に欠ける走りとなったため、さらにもう1本の再戦が行われる事となった。
この再戦で5赤井AE85が勝ち上がりを決め、滑り込みで決勝トーナメントの最後の1枠に滑り込んだ。一方、惜しくもここで敗れた6青木S15、7わんぱくさんS15だが、この2名には決勝トーナメント進出と同等の3ポイントがあたえられることとなった。
■決勝トーナメント・1回戦
ベスト8が出そろったスーパークラス。このトーナメントからはお互いに前後入れ換えて走行する追走方式の「チェイスバトル」で行われることとなる。
まず最初の対戦は予選をトップで通過した1山下AE86対5赤井AE85のターボハチロク同士の対戦だ。まず山下選手先行の1本目、単走のようにラインよく決めてきた山下選手に対して、後追いの赤井選手はS字でやや離されてしまい、その影響からかS字2つ目で戻ってしまう。
前後入れ替わった2本目、S字で流れ気味になり走りがバラけてしまった先行の赤井選手に対して山下選手は後ろからしっかりと自分の走りを決めてきた。
ここは1本目、2本目ともにミスなく自分の走りに徹した山下選手が勝ち上がりを決めた。
続いての対戦は12菅野RPS13対16吉田PS13のスーパークラス初出場同士の対戦となる。まず菅野選手先行の1本目、S字からいい角度で振り返し最終コーナー進入もよかったが立ち上がりで戻ってしまう。一方の吉田選手の方は最終コーナー進入で戻ってしまい、お互いにミスを出してしまった。
前後入れ代わる2本目、ここは先行の吉田選手が最終コーナー進入でまさかのスピンで勝負あり。
相手のミスにも助けられた12菅野選手がベスト4進出を果たした。
3組目の対戦は11桜庭RPS13対10小林S15の対戦。桜庭選手先行の1本目、S字を上手くまとめ角度よく最終コーナーの飛び込む桜庭選手。これに対して小林選手も上手く合わせてきたがここは角度がやや浅くなってしまい、やや桜庭選手リード。
続く2本目、最終コーナーでの角度の付け方が凄くよかった小林選手だったが、ここはやや流され気味の進入となってしまう。後追いの桜庭選手もこれにつられやや流れてしまった。
ここは11桜庭RPS13が勝ち上がりを決める。
トーナメント1回戦最後の対戦は2菅原AE86対13高宮JZX110という、軽量級マシン対重量級マシンの面白い対戦となった。S字をリズムよく抜ける先行の菅原選手。最終コーナー進入もズバッと角度を付けてかっこいい。一方、後追いの高宮選手は最終コーナー進入の角度がやや浅くなってしまった。
前後入れ代わる2本目、今度は本来の走りをしっかりと決めてきた高宮選手、これに対して後追いの菅原選手はラインこそやや小さくなってしまったが、高宮選手に負けない互角の走りを決めてきた。
ここは1本目でのアドバンテージにより、2菅原AE86がベスト4進出を果たした。
■決勝トーナメント・ベスト4
さて、ベスト4最初の対戦は1山下AE86対12菅野RPS13の対戦だ。山下選手先行の1本目、相変わらず角度のある貫禄のドリフトを決めてきた山下選手に対して菅野選手の走りは最終コーナーのラインが小さくなってしまい、立ち上がりでも戻ってしまう。
菅野選手先行に変わった2本目、ここではS字からしっかりと決め、最終コーナー進入もバッチリ決めてきた菅野選手に対して山下選手も負けずにピッタリと後ろからついてくる。ここはほぼ互角か。
ここは1本目で大きくリードした山下選手がトーナメント決勝進出を決めた。
ベスト4最後の対戦は2菅原AE86対11桜庭RPS13の対戦となる。菅原選手先行となる1本目、お互いに最終コーナー進入までしっかりと決めてきたが、立ち上がりで菅原選手がリアをクラッシュパッドにヒットさせてしまい乱れてしまった。ここは桜庭選手が一歩リードする。
桜庭選手先行と変わった2本目、単走のような角度を大きく付けたドリフトを決めてきた桜庭選手に対して菅原選手も負けずのドリフトで対抗する。
ここは1本目のアドバンテージが大きく影響して11桜庭RPS13がトーナメント決勝に駒を進めていった。
■決勝トーナメント・決勝戦
さて、最後の2名が出そろったスーパークラス。ベテランの1山下AE86対、昨年の本庄サーキットのエキスパートクラスを制した11桜庭RPS13の対戦だ。この対戦は最初の1本目、2本目では決着がつかず、勝負はこの日初のサドンデスに持ち越された。
山下選手先行の再戦1本目、ここにきても全く衰えを見せない山下選手、この先行の1本目でも素晴らしいドリフトを決めてきた。一方の桜庭選手は山下選手についていこうという意識が強すぎたか最終コーナーのラインがややイン目になったのが少し気になった。
前後入れ代わった2本目、ここはラインよく決めてきた桜庭選手。後追いの山下選手は桜庭選手のサイドにビッタビタに張り付いて攻めのドリフトを最後まで見せてくれた。
この結果、終始貫禄の走りを見せていた1山下AE86がスーパークラスを制した。敗れた11桜庭RPS13が準優勝、そして2菅原AE86が3位表彰台を獲得した。以下4位に12菅野RPS13、5位に10小林S15、6位に16吉田PS13、7位に13高宮JZX110、そして8位に5赤井AE85が入り、以上が上位入賞を果たした。
予選結果(PDF)