最終的に53名が出場してきたエキスパートクラス。昨年、エキスパートクラスで表彰台に上がった桜庭選手、赤井選手、わんぱくさんは3人ともにスーパークラスでの参戦となったため、エキスパートクラスはいきなり大混戦がよそうされた。
果たして激戦のエキスパートクラスを制したのは誰だったのか?
■予選・準決勝
まず予選は単走2本本番で行われ、53台から一気に19台まで絞り込まれた。さらにこの19台から12台が選出され、この12台が決勝進出を決めた。
決勝トーナメントに駒を進めたのは、まとまりのあるドリフトを決めてきた22野本S14、最終コーナー進入時の角度の付け方に勢いがありラインよく決めた25佐々野AE86、予選に比べると勢いがなくなったもののしっかりとまとめてきた26村井AE86、1本目、2本目ともにキチッとしたドリフトを見せてくれた42松田S15、最終コーナー進入からバシッと角度を付けた派手な走りを決めてきた45秋田RPS13、1本目はスピンするものの、2本目で迫力のドリフトを決めてきた52若松JZS171、S字を勢いよく立ち上がりその勢いのまま豪快に角度を付けたドリフトを見せた61阿部S15、S字の振りっ返しがよく、ズバっと角度を付けた最終コーナーの進入が本当にカッコ良かった83森S14、予選ほどのキレた走りとはいかなかったが、アングルの深いドリフトを見せた85高橋S15、角度もありのないドリフトを決めた86城野S14、そしてR33スカイラインという車両で考えると思い切りよく角度を付けた走りがカッコ良かった90青木ECR33、以上の12名が決勝トーナメント進出を果たした。
■決勝トーナメント・1回戦
ここからは1対1の対戦形式となる決勝トーナメント。まず最初の対戦は準決勝をトップで通過した83森S14対25佐々野AE86。S字を上手くまとめてきた森選手の1本目、最終コーナー進入時の角度ももの凄かったがここはスピン…。いきなりピンチを迎えたが、2本目もS字をリズムよく立ち上がってくると最終コーナー進入も角度よく決めてきた。これは高得点をたたき出した。
対する25佐々野AE86の1本目、S字をスムーズに立ち上がり最終コーナーも角度あり!! クリップもしっかりとおさえ、これは決めてきた。2本目も最終コーナーの進入まではほぼ完璧だったが最後の立ち上がりで戻ってしまった。
ここは2本目で素晴らしい走りを決めてきた83森S14がまずは勝ち上がりを決める。
続いては54北澤S14対26村井AE86の女性ドリフター同士の対戦だ。北澤選手は1本目、2本目ともに全く無駄のないキレイなドリフトをそつなく決めてきた。
対する村井選手も負けず劣らずの走りを見せる。S字を上手く抜け最終コーナー進入時の角度もバッチリ!! 特にS字からの振りっ返しが素晴らしかった。2本目もキチッと決めてきたが、ここは1本目の走りには及ばず…。
ここは1本目で最高のドリフトを決めてきた226村井AE86がベスト6進出を決めた。
3組目は42松田S15対61阿部S15の対戦となる。まず松田選手先行の1本目、S字はまずまずよかったのだが、最終コーナー進入でスピン。2本目は無難に決めたものの最後の立ち上がりでクラッシュパッドにテールがヒットしやや乱れてしまった。
対する阿部選手は1本目からS字をカッコ良く抜け、最終コーナー進入も角度のある迫力タップリのドリフトを決めてきた。2本目は赤旗が降られていたが、気づかずにそのまま走行してしまい、これは得点が入らず。
この勝負は1本目でミスのないド迫力ドリフトを決めた61阿部S15がトーナメント1回戦突破を果たした。
続いては22野本S14対52若松JZS171の対戦だ。野本選手の1本目、S字を上手く立ち上がり勢いよく最終コーナーに進入する。最終コーナーもバシッと一発で大きな角度を付けこの日一番の走りをいきなり決めてきた。2本目も最終コーナーの角度はもの凄かったが、ここはクリップが甘くなってしまった。
対する若松選手の1本目、1本目はまずはしっかりと決めてきたといった感じだ。2本目は迫力もありよかったが最終コーナー進入がスパッといった感じではなく、ズルズルっという雰囲気だったのが気になった。
ここはこの日一番のドリフトを決めてきた22野本S14が勝ち上がりを決める。
続く対戦は日光の優勝者、85高橋S15対90青木ECR33の対戦。高橋選手の1本目、S字の抜け方もリズミカルで最終コーナー進入時の角度もまずまず。まずはしっかりと決めてきたといった感じだ。2本目はやや最終コーナーのクリップが甘くなってしまったという感じだ。全体的に予選のようなキレが影を潜めてしまったのが気になる。
対する青木選手は最終コーナーの進入の角度が一発では決まらずカクカクっとなってしまい、クリップも甘くなってしまう。2本目は迫力の進入を見せたが、ここも進入でカクカクっとなってしまう。
ここは85高橋S15が勝ち上がりを決めた。
トーナメント1回戦、最後の対戦は86城野S14対45秋田RPS13の対決。まず城野選手の1本目、S字はまずまずといった感じでクリア。最終コーナー進入はクルマの向きをパキッと勢いよく変えカッコ良かった。2本目も最終コーナーで思いっきり角度を付けてきたが、ここはスピン。
一方の秋田選手の1本目、全体的には悪くなかったが最終コーナーの進入で角度の付け方がちょっとマイルドになりすぎたか。2本目はスピード感もありラインよく決めてきた。
ここは非常に際どい勝負となったが、45秋田RPS13が勝利してベスト6進出を果たした。
■決勝トーナメント・ベスト6
ベスト6まで絞り込まれたエキスパートクラス。最初の対戦は83森S14対26村井AE86の対決。森選手の1本目、まずは確実なドリフトを決めてくる。2本目はS字の振り返しもよく、さらに最終コーナー進入にもの凄い角度で進入しカッコいい攻めのドリフトを決めてきた。
対する村井選手はS字のまとめ方から最終コーナーへのアプローチ、そして角度のある進入を見せたが立ち上がりのラインがもう少しアウトまでいってほしかったという感じ。2本目はやや気になった最終コーナー立ち上がりのラインもよく、ハチロクとしてはほぼベストの走りを決めてきた。
ここは両者ともに素晴らしいドリフトを決めてきたので勝負がつかずに1本本番のサドンデスに突入する。森選手のサドンデス1本目、ここもS字は上手くまとめてきた。最終コーナーへのアングルがやや浅くなってしまったが全体的には悪くない。
対する村井選手はここでもラインを外してしまった感じとなってします。
この激戦を制した83森S14が見事トーナメント決勝進出を果たした。
続いての対戦は好調同士の2名。61阿部S15対22野本S14だ。まず阿部選手は1本目から最終コーナー進入の角度もよく、1本目からしっかりと決めてきた。続く2本目、これは1本目以上に角度をつけた迫力のある走りで攻めてきた。
対する野本選手はS字をしっかりとまとめ、思い切りよく最終コーナーに飛び込んで行く。角度もあり、これまたこの日一番の走りを決めてきた。2本目も角度がありよかったが、1本目の方がよかったという印象だ。
この勝負は決勝トーナメントに入ってから、何かを掴んだかのようなキレのある走りを連発してきた22野本S14が勝ち上がりを決めた。
ベスト6最後の対戦は85高橋S15対45秋田RPS13の対戦となる。高橋選手の1本目、S字をしっかりと振り深いアングルで最終コーナーに飛び込んで行く。しかしここは流されてしまいラインを外してしまった。2本目も全体的には悪くはないが、最終コーナーがやはりやや流され気味となってしまった。
これに対して秋田選手は1本目の最終コーナーでまさかのスピン…。あとのない2本目、ここはS字から最終コーナー進入まで実にスムーズな流れるようなドリフトをきめてきた。
ここはミスなく走りきった45秋田RPS13がトーナメント決勝進出を果たした。
■決勝トーナメント・決勝戦
さて、いよいよ最終決戦を迎えたエキスパートクラス。トーナメント決勝最初に登場するのは出場者の中で今回、最年長のドリフター、83森S14だ。まずはS字をきっちりとまとめ最終コーナー進入時の角度も深い。しかいここはクリップを外してしまう。2本目はS字のまとめ方、最終コーナー進入の角度ともによく今回はしっかりとクリップもつきラインよく決めてきた。
続いてはトーナメントに入ってから絶好調の22野本S14。1本目から最終コーナー進入のアングルも今まで同様深く、クリップもしっかりとついたベストのラインで決めてきた。2本目はさらにスピードを上げながらも最終コーナー進入の角度はバシッと決め素晴らしいドリフトを見せてくれた。まさにノリノリの走りだ。
最後は45秋田RPS13。S字から最終コーナー進入までここでもスムーズなドリフトを決めてきた秋田選手。しかし最終コーナー進入時のアングルがやや浅くなってしまったのが気になった。2本目も上手くまとめてはきたが、ここも角度が浅くなってしまう。
以上、トーナメント決勝でそれぞれ2本本番の走行が終了した結果、今年の本庄を制したのは決勝トーナメントに入ってからは正に絶好調の走りを連発してきた22野本S14だった。準優勝は昨年、茂原でビギナークラス優勝を決め、エキスパートでもレベルの高い走りを見せてくれた83森S14、そして45秋田RPS13が3位表彰台を獲得し、以下4位が26村井AE86、5位が61阿部S15、6位が85高橋S15という結果となった。
予選・準決勝結果(PDF)