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MSCチャレンジ

MSCチャレンジ2010!!- 西日本エリア第3戦 -
スピードウェイ広島サーキット/9月26日(日)

MSCが2006年より主催するMSCチャレンジ(通称Mチャレ)は、普段からドリフトの腕を磨いている上級者からドリフトを始めたばかりだが一度大会で腕試ししたい!! そんな初心者の人も気軽に参加して楽しめる大会として企画したぞ。さあ、今年も仲間と一緒にMチャレに挑戦しよう!!
 
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GARAX Presents MSCチャレンジ2010
ド迫力のスピード&角度で広島サーキットを攻めきった!!
エキスパート優勝 32 影山高志 [山口県] S14 シルビア ケーズビクトリー
エキスパート優勝 影山高志  
32 影山高志 [山口県] S14 シルビア ケーズビクトリー
この日、スーパークラスで優勝した1植尾S15の次に高い進入スピードでアプローチしてきたのが、この影山選手。西日本エリア第2戦となる備北ハイランドサーキットにいきなり出場し、準優勝に輝いた選手だ。
前日練習から参加した影山選手の走りは、そのときからすでに目立っていた。備北ハイランドサーキットでのMSCチャレンジ時に感じた「決めるか、コースアウトか?」というイメージは消え去り、確実に迫力ある走りを決めてくるように感じられた。
たしかにこのスピードウェイ広島サーキットには、エスケープゾーンはない。コースアウトイコールタイヤバリアに直撃となってしまう。そのアウトラインスレスレを狙い、コーナーを抜けていく様は、見事だった。
影山選手の売りである『迫力ある走り』は、このスピードウェイ広島サーキットでも生きていた。大会当日の予選では、1本目こそハーフスピンするも、2本目を決め279点を獲得。予選は2位で通過した。準決勝ではその走りをさらに高め、285点で堂々のトップ通過。ノリにノッてきた感じだ。
決勝戦に入ってからも速い進入速度からアウトラインギリギリを狙う大迫力の走りで、1回戦、準決勝を難なく突破すると、3台で行われたトーナメント決勝でも、2本共に豪快に決めて優勝に輝いた。
今年は大混戦だった。西日本エリアのポイント争い。西日本エリア第1戦のセキアサーキットには参加しなかったものの、第2戦2位、そして今回優勝という成績で、西日本エリア・シリーズチャンピオンに輝いた。



スピード感ある進入からダイナミックに決め続けた!!
エキスパート準優勝 23 久保田敏彦 [広島県] AE86 トレノ NEO-FORCE
23 久保田敏彦 [広島県] AE86 トレノ NEO-FORCE
 
エキスパート 準優勝
エキスパート準優勝 久保田敏彦

前日もサーキット入りしていた久保田選手だが、そのときにデフトラブルを抱え、サーキットでほとんどの時間をデフの組み換えに使っていた姿があった。そういったトラブルで大会当日まで苦しむ人も多い。万全の体制で大会ウィークを迎えるということは結構難しいことなのだ。
しかしそんなトラブルがあったことなどまるで感じさせない走りを、フリー走行時から決めてくる。今回のスピードウェイ広島サーキットでのMSCチャレンジに賭けている感じが朝からヒシヒシと伝わってきた。
その情熱ある走りは予選から爆発する。この日4名しかいなかった進入スピード100キロ越え(他にスーパークラスの1植尾選手とエキスパートクラスで優勝した32影山選手、同じく54新川選手)をし、287点を獲得しトップ通過を果たす。
準決勝では1本目に進入ミスをし、2本目はスピードある走りで決めてくるも、5位と順位を下げるも、決勝トーナメントでは23猪原S14、33上野S13を破って、トーナメント決勝戦に進出する。
この決勝戦でも2本共に攻めに攻めたが、惜しくも32影山S14の前に破れ準優勝という結果となった。西日本エリア・シリーズ2位という成績で、全国大会の出場権も確実なものとした。




時には豪快に、そして美しく… ここ一番の集中力で勝ち上がる!!
エキスパート 3位
エキスパート3位 上月直人
 
エキスパート3位 48 上月直人 [兵庫県] PS13 シルビア
48 上月直人 [兵庫県] PS13 シルビア

攻めのドリフト……。まさに上月選手の走りは、予選から決勝まで1日を通してそんな感じだった。予選は24人通過中11位。1本目から豪快に攻めてくるも進入スピードやまとめ方で上位選手にやや劣った。2本目はミスをしなんとか準決勝につなげた形だ。
続く準決勝も、豪快でハデさはあるもなかなかまとまらないという印象で、ここも12名通過中11位とギリギリの成績だった。
なんとか勝ち上がりたい……。そんな焦りもあったのかも知れない。トーナメント1回戦では25近藤AE86と対戦。1本目に気合が入り過ぎたのか、タイヤバリアにクラッシュしてしまった。そのクラッシュで冷静さを取り戻したかのように2本目にアウトラインに大きく持っていくも上手くまとめ、ここを勝ち上がる。トーナメント準決勝でも45野々S15と再戦にまでもつれ込む死闘を演じ、迫力でそれを制し決勝戦に挑んだ。
最後までアウトラインギリギリを狙った迫力の走りでチャレンジするも、決勝戦に残った他の2台に比べ進入速度が足りなかったこともあってか、3位という順位となった。




エキスパートクラス・レポート
初のスピードウェイ広島サーキットでの大会となる今回、遠征選手が多かったことにも注目したい。それが福岡、熊本の九州勢だ。このエキスパートクラスだけで8名が円とエリー。その半数が決勝トーナメントに進出するなど、その勢いを感じさせられた大会となった。では、そんな過激で高レベルでの戦いとなったエキスパートクラスをレポートしていこう。


■予選
フリー走行の後に行なわれる予選は、2本本番だ。アップダウンあり、バンクありの難コースをどう攻略するのかが勝敗のカギとなる。スタート地点から上っていき、坂の頂上にあるヘアピンから一気に下る。そしてバンク付のメインコーナーに挑んでいく。見るものにとってもかなり迫力のあるコースは、進入速度とアウトラインへのアプローチがポイントとなった。予選を通過したのは24名だ。


予選をトップで通過したのは、23久保田AE86。2本共に決め、2位に9点差を付ける287点を獲得。予選2位は32影山S14。アウトラインギリギリまで攻めてくるその走りは圧巻だ。


3位、4位、5位は九州勢が食い込む。3番手で通過したのは、43合原HCR32だ。勢いある走りで277点を獲得した。4番手通過は、33上野PS13。2本目に角度ある走りを決めてきた。5番手通過は55倉野尾S15。1本目はスピンするも2本目に思い切りの良い走りでこの順位を獲得した。


6位以下は、次の選手が通過した。まとめた走りの25近藤AE86、キレイな走りの51西濱S14、角度と迫力があった47安光S14、大きな角度の54新川S14、ライン良く攻めて来た53小林AE86、豪快な走りを見せた48上月PS13、勢いある走りの24西崎PS13、大きく振ってきた31岡S15、まずまずの走りをみせた36中尾S14、迫力ある45野々S15、キレイにまとめた26杉田C33、勢いある56山下RPS13、攻めている感のある38三貝RPS13、まとめ方が上手い46初田PS13、角度ある走りの21長崎S14、まずまずまとめた22市川S15、全体的に良い感じの35柴原S14、やや小さめも上手くまとめた27猪原S14。


■準決勝
準決勝も2本本番で行なわれた。予選を通過した24名が、半数の12名に絞られる。ここをトップで通過したのは、32影山S14。2位に5点差を付けた285点を獲得。2番手は、広島の角度番長54新川S14、3位には九州から遠征の45野々S15が大きく順位を上げる。


4番手以下は、21長崎S14、23久保田AE86、47安光S14、22市川S15,25近藤AE86、33上野PS13、55倉野尾S15、48上月PS13、27猪原S14の順で通過し、決勝トーナメントに挑む。


■決勝トーナメント・1回戦

決勝トーナメント枠は、抽選によって選出される。この抽選も順位に大きな意味を持ってくる。決勝戦も対戦方式だが、単走の2本勝負で行なった。


1回戦1組目は、54新川S14対22市川S14。1本目から攻めてくる54新川S14。2本目も角度あるドリフトを見せる。22市川S14は、1本目に角度を大きく付けるもミスし、2本目も角度を付けすぎたのかミスを出す。54新川S14が勝ち上がる。


2組目は47安光S14対32影山S14。47安光S14は1本目に角度を付けてまとめた走りを見せた。2本目は進入ミス。32影山S14は1本目からアウトライン一杯を攻めてくる。安定感のあるドリフトで、2本目も決めた。ここは32影山S14の迫力勝ちだ。


3組目は25近藤AE86対48上月PS13。25近藤AE86は1本目、2本目共にギリギリまで攻めてきた感。しかしラインがいまひとつ。48上月RPSは1本目ハーフスピンも2本目迫力ある走りを決めた。48上月PS13が勝ち上がった。


4組目は45野々S15対55倉野尾S15の九州同門対決だ。45野々S15は1本目に上手くまとめるも2本目はスピン。対する55倉野尾S15は1本目ハーフスピン、1本目にミスを出し、ここは45野々S15が勝ち上がりを決めた。


5組目は23久保田AE86対27猪原S14。23久保田AE86は1本目からスピードを乗せて攻めてきた。かなりカッコイイ走りだった。27猪原S14は1本目に角度を付けて持っていくも2本目はスピン。23久保田AE86の迫力勝ちとなった。


6組目は33上野PS13対21長崎S14。2台共に規定の2本本番で決めきれず再戦にもつれ込む。再戦で33上野PS13は角度を付けたドリフトを決めた。21長崎S14も再戦では決めてきたが、33上野PS13の走りがその上をいき、勝ち上がる。


■決勝トーナメント・ベスト6
ここまでくるとこのコースのバンクを利用してギャラリーに強烈にアピールする走りが連発する。


1組目は54新川S14対32影山S14。共に迫力ある走りを見せる。54新川S14は1本目2本目共に角度・ライン共にギリギリまで持っていった。32影山S14も負けていない。やや荒い面もあるが豪快な走りを見せる。2本目はこれ以上はないのではないか? と思うくらいアウトラインに飛ばして迫力で抜けていった。スピード感もありナイスな走りだ。54新川S14も凄かったが、それの上をいった32影山S14がこの対決を制した。


2組目は48上月PS13対45野々S15。48上月PS13は1本目に角度タップリのドリフトでキレイに持っていく。45野々S15も大きく攻めてきた。この戦い、同点となり再戦に突入。まずは48上月PS13。この再戦ではさらに迫力を出して進入。タイヤバリアにヒットするも乱れることなくコーナーをクリアしていく。まさにド迫力の走りだった。45野々S15も角度を付けてキレイにもっていくも、48上月PS13が迫力勝ちとなった。


3組目は23久保田AE86対21長崎S14。23久保田AE86はスピードを乗せて攻めてくる。2本目もギリギリまで持っていく迫力ある走りで圧倒する。21長崎S14は1本目スピン、2本目進入ミスでドリフトにならなかった。23久保田AE86の勝ち。


■決勝トーナメント・決勝戦
トーナメント決勝戦は、3台での戦いとなる。ここも2本本番だ。1番手でスタートしたのは、32影山S14だ。1本目ギリギリまで攻めてくるカッコイイ走りを魅せると、2本目もタイヤバリアに僅かにチップするほど攻めてくる。全く乱れず迫力で持っていった。凄い!


2番手スタートは、48上月PS13。こちらも1本目からギリギリまで持ってきた。スピードはやや遅いもかなり高レベルなドリフトを魅せた。2本目もギリギリまで攻めてくる。  3番手は23久保田AE86だ。1本目はアウトに行き過ぎたか、やや乱れた感じもそれでも最後までドリフトで持っていった。2本目は攻めて来た。スピードを乗せた進入から速くて迫力あるドリフトを魅せた。


この走行で勝敗が決した。優勝は最後までド迫力の走りをした32影山S14、準優勝はほぼパーフェクトと思える走りの23久保田AE86、そして3位には迫力で魅せてくれた48上月PS13となった。ギャラリーからも常に拍手と歓声が上がる、かなりレベルの高い戦いだった。



 
最後まで攻めの走りでギャラリーを沸かせ続けた!!
エキスパート4位 27 野々英喜 [熊本県] S15 シルビア
エキスパート 4位
27 野々英喜 [熊本県] S15 シルビア

昨年に続き、今年も西日本エリアにフルエントリーしている野々選手。スーパークラスに参戦の1植尾S15、そして同じくエキスパートクラスに参戦の55倉野尾S15と共にチャレンジしてくれている。豪快なドリフトスタイルで、どんなサーキットでも『魅せてくれる』人たちなのだ。
そんな野々選手は、16位で通過と、あまり目立たなかったものの、準決勝では1本目こそクラッシュしてしまうも、2本目では持ち味である豪快なドリフトを披露し、3位で通過した。
そして迎えた決勝トーナメント。なんと1回戦での対戦相手は、55倉野尾S15だった。できるなら1回戦ではなく、もっと上の方で当たりたかった……そうふたりとも思ったに違いない。1本目に決めた野々選手は、2本共にミスを出してしまった55倉野尾S15を倒し、トーナメント準決勝へと向かった。ここで対戦したのは48上月PS13。どちらもアウトラインギリギリまで飛ばし、決まるかクラッシュかというスレスレのラインを攻め続けている。そんなふたりが演じた戦いは、再戦にもつれ込んだ。最後は48上月PS13のド迫力ドリフトの前に敗れはしたが、3本共に決めてきた姿は、次のステップへの大きな自信になるに違いない。




角度番長がバンクで魅せたスーパー切れ角!!
エキスパート5位 54 新川武志 [広島県] S14 シルビア
エキスパート 5位
54 新川武志 [広島県] S14 シルビア

広島の角度番長、新川選手もこの大会にエントリーしてきた。信じられないくらいの角度と極度の車高短が、今ではトレードマークにさえなっている。
予選は8位タイで通過するも、準決勝では角度あるドリフトを見せ280点を獲得し、2位で通過した。
そして決勝トーナメント。トーナメント1回戦を勝ち上がると、トーナメント準決勝では、32影山S14と対戦。角度、ライン共に限界まで引き出した走りはさすがだ。まとまりも良く決めてきた。しかしそれの上をいったのが、32影山S14。2本目に見せた走りは、これ以上はないんじゃないのか? という走りの前に、新川選手は敗れた。この敗退で5位となったが、今回はトーナメント抽選で決定した組み合わせが悪かったとしか言いようがない。それだけこの日、新川選手も乗れていたと思う。




安定感ある絶妙のドリフトが九州から遠征してきた!!
エキスパート6位 33 上野大輔 [福岡県] PS13 シルビア
エキスパート 6位
33 上野大輔 [福岡県] PS13 シルビア

今回のスピードウェイ広島サーキットには、九州からの遠征が多かった。そのなかのひとり、上野選手も魅せてくれた。
予選4位、準決勝7位タイで通過すると、決勝トーナメントでは地元広島の21長崎S14を再戦までもつれ込むも倒し、トーナメント準決勝に進出する。たしかにこれまでもミスやスピンをするといったところはあったが、2本共にミスをせずにここまで勝ち上がってきた。しかしトーナメント準決勝では力が入り過ぎたのか、1本目は大きくアウトラインに持っていくもスピンを喫し、2本目も進入でミスし、ドリフトが出来ずに終わってしまった。
九州、特にセキアヒルズでは上位常連の選上野選手。この広島でも上位に食い込む辺り、やはり侮れない選手である。しかし今回のトーナメント進出者12名中4名が九州からの遠征勢だった。この勢いは必ず来年につながってくる。今後九州勢から目が離せない。




エキスパートクラス 表彰式
エキスパートクラス 表彰式

エキスパートリザルト
優勝 32 影山高志
12pt
準優勝 23 久保田敏彦
10pt
3位 48 上月直人
8pt
4位 45 野々英喜
6pt
5位 54 新川武志
5pt
6位 33 上野大輔
4pt
     
決勝進出 21 長崎茂則
3pt
決勝進出 22 市川祥平
3pt
決勝進出 25 近藤善道
3pt
決勝進出 27 猪原浩稔
3pt
決勝進出 47 安光広宣
3pt
決勝進出 55 倉野尾雄一
3pt


エキスパートクラス ポイントランキング
※当初、獲得ポイントが5Pとなっておりました倉野尾選手は1戦分のポイント(2P)が抜けており、正しくは7Pで全国大会出場権獲得の誤りでした。ご本人並びに関係者の方にご迷惑をおかけした事をお詫びし、訂正いたします。


 

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