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エキスパートストーリー

オリジナリティ溢れる多彩なドリフトテクニックのショーマンドリフター!(4/4) | ドライバー/風間靖幸

ドリフトに魅了された男、風間靖幸。アクロバティックなドリフトで、日本国内だけでなく、世界でも評価されたドリフターだ。人とは違ったものを目指し、そしてそれを完成させた、彼だから言えるスペシャルインタビュー!!
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エキスパートプロフィール
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どんなことでも諦めない、自分の理想とする走りを見出すために……。天下のアクロバットドリフターは、今でもその理想に近づこうと努力を怠らない。誰もがスゴイと思えるドリフトのワザを目指して……ドリフター・風間靖幸は今日も走り続ける……。
風間靖幸

風間靖幸インタビューその4(最終回)
「過去、現在、そしてこれから……」

> MSC(以下省略):ドリフトのキッカケとしては、風間さんの場合は何を使うことが多いですか?

風間(以下省略):ドリフトを始めた当時は、あまり情報もなく、サイドを使ったきっかけ作りっていうのはしていませんでしたね。基本的なドライビングから生まれるドリフトをしていました。それから、ちょうどS13に乗っている頃かな。サイドを使うようになりましたね。その頃はロングサイドの大ブームで、とにかく角度と飛距離にこだわったドリフトが主流だったので……。それで僕もクラッチを切ってサイドを引くようになりました。たしかにサイドはワザのひとつとして、武器になるものですね。サイドだけでなく、色々な人の走らせ方を日々研究しましたよ。助手席に乗せてもらい、その人の走りを研究したり。ビデオなどの映像でも研究しました。

> それが今の多彩なワザを持てることにつながっているのですね。

色々なクルマに乗ってきたから分かることもあるんです。それに色々な人のテクニックを研究したから、自分なりに分析して力にしてきました。そんな経験と研究があるから「このクルマはこの辺までだろうな……」と分かるようになった。足だったり、タイヤだったり、ブレーキだったり……そんな違いがなんとなく分かるようになりました。やってきたことのすべてが生きています。


> やってきたことのすべてを生かしたからこそ、色々なワザが出来るようになったし、どんなクルマでも簡単にドリフトをさせられる。しかしそれだけでは、あんなワザは生まれないですよね。

人と違うこと。見てくれという意識から、僕のワザは生まれてきたのだと思う。ロデオ乗りは、アメリカでのイベントで思いつきで初めてやってみたのが受けたものなんです。ここで手を出したらビックリするかな? とか、足を出したら驚くかな? とか考えていたことの進化系なんですよ。人に見られて、それを喜んでくれる。やはりそれってかなりの快感がある。まあドリフトをやっている人のほとんどはそう思っているでしょうけど……。


> ロデオ乗りって、練習をすれば出来るものなんですか?

あれをやるには、左足も右足と同じ動きをさせられないと出来ない。それにかなり危険なので、マネはしないで下さいね。見よう見まねでやると、絶対にケガをしますよ。あくまでもショーですから、あれは……。

> ドリフトをやっている人にアドバイスをして下さい。

ドリフトって、バランスが良くないといけない。スピード、角度、ライン取り。大きくいえば、この3つですね。そのバランスが良い三角形を作っていないと、大会でもショーでも良いドリフトとはいえない。その3つで、キレイな三角形を作って欲しいと思っています。そのとき走るコースに合ったバランスの良い三角形です。それを自分でも目指しています。

> どれかひとつ飛びぬけていても、決してカッコイイとはいえないということですね。速くても角度が浅いとか、角度が合ってもライン取りが良くないとか……。よくドリフト大会でもそういったことをよく聞きます。

そう、でもそれがすべてではない。さっきもいったけど、そのコースに合わせたバランスも考えた最高の三角形を作ること。もっと角度があった方が良いとか、逆に角度を浅くしてスピードをアップしていくとか……。僕も今でも研究しています。走っている時も、人の走りを見ている時も。だから僕が理想としているドリフトは、良い形の三角形を作ったドリフトなんです。


> その先にアクロバット的なドリフトもある?

こんなことが出来たらカッコイイだろうな……とか絶対にありえないと思えるようなことを、どうしたら形に出来るかを考える。だからアクロバット的なドリフトにも、三角形があるんですよ。こちらもバランスを考えて走っています。

風間靖幸
> そんな競技とショーとしてのドリフトには、違いってありますか?

元々ドリフトっていうのは、競技をするためでなく、リアを滑らせて、クルマが普通でない動きをするのが楽しかったり、それで「スゲー」といわせたかったり……。それがコンテストという形になった。いわばスタイルを見せるためのものだと思うのです。だから、コンテストで勝つことだけがすべてではない。勝敗を決めるためのドリフトではなく、最近僕は魅せるためのドリフトでも良いかな……と。最終的に見ている人たち全員に「おおー! スゲー!!」と言わせたい、そんなドリフトがこれからも出来れば良いなと思っています。

> 競技としてのドリフト、そしてショーとしてのドリフト。どちらもやってきたからこそ、その2面性を両立させていきたいという感じですね。

大会では勝つために走りたいし、イベントなどでは魅せるためのドリフトをする。基本的には、走っている時は楽しまないといけないってことかな。この「楽しむ」という事の他に「何事もあきらめない気持ち」や「人を思いやる気持ち」っていうのを僕は奥さんから学んだのですが、お客さんのために自分も思いっきり楽しんで走り、魅せるという事が、最終的にギャラリーを沸かすことにつながっていくのだと思います。

> 最後にこれからの「風間靖幸」の方向性を教えて下さい。

「ロデックスタイル」を形にしたい。とにかく小さい頃から、僕は「クルマが好き」という気持ちには変わりありません。これからもずっと好きなクルマと、クルマに関わる仕事をしていきたいですね。




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