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>わずか5年で、ナゼそこまで変わってしまったんでしょう?
日本のメーカーが続々とCARTに参戦してきたのが原因。トヨタやホンダは勝たなきゃいけないから、お金とエンジンをドカッと持ち込む。チームも潤ってくれば、最新のコンピューターも手に入るし、より良いエンジニアも雇える。ジャパンマネーでCART全体のレベルはグッと上がったけれど、予算もわずか5年で10倍にも高騰しちゃったんだ。
>メーカーマネーとじゃあ勝負になりませんよね。
デイル・コイン・レーシングはオーナーが趣味でやっているような、よくも悪くもアメリカンなチーム。クルマをペイントするのは町のペンキ屋さんだし、サインボードを出すオジサンはカッティングシート屋さん。レース好きな連中がボランティアで集まってきた素朴なチームなんだ。最低限の体裁は保っていたけど、トップチームと比較したら全てが役不足だよな。
>チーム内のコミュニケーションは問題なかったんですか?
それもまた大アリ! メカニックがメキシコからの出稼ぎ労働者で、国ではフォーミュラ・フォードみたいな初歩的なクルマしか触ったことがない連中なんだ。最先端のレーシングカーを一生懸命に整備しようとはするんだけど、配線からメカニズムまであまりに違うから、知ってる技術だけではどうにもならないワケ。レーシングカーにはプラモデルみたいな説明書は付いてこないから、とんでもないモノが出来上がっちゃうんだ(笑)。
>子供の料理並みにヒヤヒヤですね。組み上げただけでも大したもんですよ。
旧型のクルマのカウルを外して、見よう見まねで組むんだけど、一年の進歩ってスゴイから同じローラのシャーシでも中身は全部違っているんだ。それっぽく溶接したり配線つないではいるけれど、メインスイッチを入れたら「ボン!」ってショートするし、エンジンをかけたらクランクが油圧に耐えられなくて破裂したり・・・。
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