EXPERT STORY
エキスパートストーリー

シンプルかつ大胆に!楽しむためのクルマ作り!!(1/4)
T&E代表/上野高広

エアロメーカー「T&E」の代表を務めるかたわら、サーキットでのドリフトイベントでも大活躍中の上野高広氏。JZZ30ソアラを愛し続ける根っからのクルマ好き。走り屋からエアロメーカーを立ち上げるまでのサクセスストーリーからプライベートな横顔などを聞いてきたぞ。
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エキスパートプロフィール
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エアロメーカー「T&E」の代表を務めるかたわら、サーキットでのドリフトイベントでも大活躍中の上野高広氏。JZZ30ソアラを愛し続ける根っからのクルマ好き。走り屋からエアロメーカーを立ち上げるまでのサクセスストーリーからプライベートな横顔などを聞いてきたぞ。T&Eうえちんワールドをじっくり堪能してくれ!
T&E上野高広代表

上野高広インタビューその1
「自転車・バイク・クルマ…タイヤが付いているものは全部好き!!」

> MSC(以下省略):上野さんは現在様々なクルマのエアロデザイン等を手がけていますが、少年時代からクルマには興味がありましたか?

上野(以下省略): クルマというか、タイヤが付いているものが好きになったのは、やはり自転車からですよね。他のクルマ好きの人たちと同じように、子供の頃に自転車を乗るようになってから、タイヤが付いた乗り物をかかしたことはありませんね。

> やはり自転車に乗っている頃から、速く走りたいという気持ちで走っていたのですか?

いや、速く走るのもそうだし……なんていうのかな、デコボコ道を走るのも楽しい。どんなところでも他の人よりも上手く走りたいという、子供の自転車遊びに夢中でしたね。だからブレーキでリアタイヤを滑らせてみる、なんてこともやりました。


エアロブランド「VERTEX」ロゴ
> エンジンの付いた乗り物、バイクやクルマに乗りたいと思ったのもその頃なのですね。

そうですね。物心付いたときから乗り物は大好きでした。当然16歳のときにはバイクの免許も取りましたし……。バイクにもハマった時期もありましたよ。

> 免許を取得して初めて購入したのは何ですか?

スクーターでしたね。便利だな〜これ!という感覚で楽しんで乗っていました。

> それから走り屋の道へ……。

バイクを乗り始めた頃、僕の仲間の間では、スクーターレースやミニバイクレースというのが流行っていて、大きな駐車場に自分たちでコースを作って、そこでレースもどきをして遊んだりしていました。その他にもウィリーとかもやったりしましたね。そういった場所で練習してサーキットにも行きましたね。NSR50で中井インターサーキットを初めて走ったとき、練習走行でコースレコードを出しました。一瞬にして塗り替えられましたけど……。

ミニバイクレース:排気量が50ccのマシンで競うレース。50ccという小排気量ながら、コースによっては時速100km/h以上も出る。年齢層も小学生から中高年層まで幅広く、比較的費用もかからないので手軽にレースを楽しめる。大きく分けるとスクータークラス、ミニバイククラスだが、大会によってはノーマルクラスや改造車クラスなどに分けられている。

原付:原動機付き自転車の略で、50cc以下のバイク・スクーターを指す。もちろん乗るには運転免許証が必要となる。
ORCドリフトドリームマッチ2006
> バイクは原付だけでなく、他も乗ったのですか?

CBRなどにも乗りましたね。僕の弟もNSR250Rに乗っていて、それにも借りて乗ったりしました。バイクはストリートで走る以外は、ミニバイクレースを楽しんだ程度でしたね。


たしかにバイクのロードレースに対する憧れはありましたが、それを本格的にやってみたいという気持ちはそれほどなく、それよりもみんなで集まってワイワイやっているのが楽しかった。


そんな感じだったので、ミニバイクレースも耐久レースなどの仲間で出場出来るものに好んで参加していました。ワンボックスにバイクを積んでミニバイクレース場に行く……、走りのスポットで仲間と楽しみながら走ったり話をしたりする……、そんなことがすべて楽しかったです。それが17歳くらいのときでしたね。

CBR:本田技研工業が発売しているオートバイのシリーズ。スポーツ性能重視で、基本的に4ストローク水冷DOHC直列4気筒を搭載する。CBR400Fからスタートし、125ccから1100ccまで様々ある。

NSR250R:WGPの競技車輌・ワークスレーサーNSR500のレプリカで、1987年に販売がスタートされて爆発的な人気を誇った2ストロークエンジンのマシン。1990年まで毎年モデルチェンジして販売された。

ワンボックス:ピラーを立たせて箱型にした自動車。ここで指すワンボックスは、ミニバイクを積んで運んでいたもの。輸送する車輌ということで、ミニバイクを載せて運ぶクルマのことをトランスポーター(トランポ)などとも呼ばれていた。

走りのスポット:一般道でサーキットのように走りが楽しめるスポット。峠道や埠頭などで走り屋と呼ばれる4輪・2輪等に乗る若者が集まり、ウデを競った場所。取り締まりも厳しく年々減少傾向にある。
JZZ30ソアラVERTEXエアロ装着車
> 18歳で免許を取得して、まず購入したクルマというのはやはりスポーツカーですか?

そうですね。初めて購入したのは、スカイラインタイプMです。その頃R32スカイラインGT-Rが発売された頃で、当然それが欲しかったのですが買えることもなく、それでタイプMを新車で購入しました。


とにかく速いクルマが欲しかったのです。僕の周りの友人は、シルビアといったクルマが多かったのですが、基本的に僕は贅沢な人なので少しでも良いクルマに乗りたいという思いが強くありました。


しかし18歳の高校を卒業するかしないかの自分が、GT-Rというクルマは買えるような金額ではない。それで同じスカイラインのタイプMを購入しました。タイプMもその当時発売したての頃だったので、中古車は当然無くて新車で購入しました。


GT-Rが発売になる前は、JZA70スープラ(ターボR)が欲しかったのですが、GT-Rが発売になってからはスカイラインがどうしても欲しくなって、タイプMを選んだのです。

スカイラインタイプM:スカイラインは1957年から発売されたニッサンの人気シリーズ。ハコスカやケンメリ、ジャパンなどの名車も生み出した。R32型は8代目のスカイラインとなる。このR32からGT-Rが復活し話題を呼んだ。GT-RにはRB26エンジンが搭載されていたが、タイプMはRB20エンジンを搭載したタイプで、自動車評論家などから「最もバランスの取れたモデル」として高い評価を受けた。

R32スカイラインGT-R:1989年に発売になったスカイラインの8代目。16年ぶりにGT-Rグレードを復活させ話題を呼んだ。内に秘めたポテンシャルはフェラーリを上回るとも言われた。このR32型GT-R(BNR32)には2568ccの直列6気筒4バルブDOHCエンジンに2基のセラミック製ツインターボ(RB26DETT)を搭載し、FRベースの4輪駆動シルテムが搭載された。メタル製のタービンとフロントバンパーダクト付き(通称ニスモダクト)等を変更した「GT-R NISMO」も限定発売された。

JZA70スープラ:元々は1986年にセリカXXとして発売していたものだが、アメリカ販売を機にスープラと名前を変更した。発売当初は2000cc直列6気筒の1G-GEUとツインターボの1G-GTEU、直列6気筒ターボ7M-GTEUの3種類だったが、1990年8月に280馬力の1JZ-GTE型直列6気筒2500ccターボが追加となった。
T&Eエアロ装着1号車の前にて
> そのタイプMはどんなスタイルで乗っていたのですか?

当然初めはノーマルですよ。でもイジる楽しさというのはバイクに乗っていたこともあり知っていましたから、しばらくはノーマルで乗っていましたが、そのままでは納得が出来ない。そこでまずマフラーを交換しました。


そして次はダウンサスを入れて、17インチのアルミホイールを履かせました。ノーマルは16インチでしたが、その頃はまだ17インチを入れている人も少なく、みんなから「スゴイな」と言われましたね。


それからドリフトをやるようになって、デフが必要ということも知って、さらにはダウンサスだけではダメだということも分かり、車高調に変更。クルマは自分の思うように仕上がっていくのですが、自分の思いとは裏腹に借金だけが増えていきましたね(笑)。


それからお金を稼がないと……ということで、アルバイトを2つかけ持ちでやったりしていました。

ダウンサス:車高を低くするために用いられるショックアブソーバー。純正のコイルスプリングと交換するだけで車高が下がる純正形状のコイルスプリングのことで、柔らかめから硬めまで選ぶことが出来る。車高調に比べ圧倒的に価格も安く、ルックス重視やスポーツ走行入門用として人気がある。

アルミホイール:軽量でデザイン性に優れたアルミ素材を使用したホイール。アルミは鉄に比べ同じ強度のものを軽く作ることができるので、バネ下重量の軽量化にもなる。また鋳造や鍛造、切断などの加工が比較的容易なため、デザイン的にも優れたものが多く、「クルマを購入したらまずはアルミホイールを!」という人も多い人気パーツ。

デフ:ここでいうデフとは、作動制限機能付きデファレンシャルギアのことで一般的にはLSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル)と呼ぶ。通常のデファレンシャルギアは構造上、スリップしやすいタイヤによりトルクを伝達し、最悪空転しまう欠点がある。そのためデファレンシャルギアの動きを制限することで、駆動輪の空転を抑え、トラクションや安定性を向上させたもの。ドリフトをするには必要なパーツ。

車高調:車高調整式ショックアブソーバーのことを一般的に略して「車高調」と呼ぶ。主にコイルスプリングとオイルダンパーで構成されている減衰装置に、車高を調整するための機能が備わったもの。ちなみに車高を下げた状態のことを車高短(シャコタン)という。
T&Eエアロ装着バージョンプラモデル
> ドリフトをするためにクルマを仕上げていったのですね。

当然ドリフトだけをやっていたのではないのですが、ドリフトもやろうと思ったときに、そういったパーツ(仕様)が必要だと分かり、クルマをイジってくれるショップの人にアドバイスを受けながらクルマを仕上げていきました。


今でもそのときにお世話になったショップの人は仲良くやっています。このタイプMはドリフトだけでなく、最高速やグリップなどもやりましたね。(第2回へ続く>>



ドリフト:車体の慣性力が、タイヤと路面との摩擦力の限界を超えてグリップを失った状態のときに、車体の向きと進行方向にズレが生じたとき、リアタイヤをスライドしながら走行することをドリフトという。しかしここでいうドリフトとは、意図的にドリフト状態を維持する走行方法を指す。ドリフトを行うためには、ステアリング・アクセル・ブレーキなどを適切に操作して、リアタイヤを空転させ滑らせてなおかつコントロールする技術が必要である。

最高速:文字通りクルマのスピードを競う競技。コースや公道などで、その速さを競い合っていた。谷田部のテストコースで最高速を競っていた時期もあったが事故などのために現在では最高速アタックというカテゴリーでは使われていない。

グリップ:スポーツ走行で、ドリフトをせずに走ることをグリップ走行と呼ぶ。サーキットでのタイムアタックや周回レース、耐久レースなどのタイムを求められるときには、必ずグリップ走行となる。グリップとは、タイヤの路面と摩擦力。滑りにくいことを「グリップが良い」といわれる。
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「T&E」プロモーションVTR
『T&E』プロモーションVTR
今やエアロメーカーとして知らない人がいないほど人気を得ている「T&E」。数々のこだわりのあるエアロブランドから、マフラー、ブレーキパッドにいたるまで常に新しい価値を創造している。キミもこのVTRを見たらきっと「T&E」ファンになるはず・・・
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