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Eco Car Cup(エコカー カップ)
富士スピードウェイ 2011.4.10(SUN)

速く走ることも楽しいけど、様々な条件をクリアしながら知恵とドライビングテクニックで勝負するっていうのも悪くない。そんなレースがハイブリッド車のみで行われる「Eco Car Cup(エコカーカップ)」なのだ。
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走行はハイブリッド車のみ! それがエコカーレースです!!
■開催日/2011年4月10日(日)
■会場/富士スピードウェイ 静岡県駿東郡小山町中日向694
■Photo&Report/Kazumitsu Kumakura
新しいモータースポーツの形! エコカーカップに大注目!!
REPORT

昨年からスタートしたEco Car Cupは速く、安全に、低燃費で走行し、それらの総合力を競い合うという新しい競技。ハイブリッド車が誇る「ドライブ・バイ・ワイヤ」の特長を最大限に活用することが勝敗のポイントになりそうだ。


このEco Car Cupは、サーキットライセンスなどを必要としないので、気の合う仲間同士や家族で参加できるというのも楽しみのひとつ。この日は木下隆之選手、黒澤琢弥選手、大嶋和也選手、新田守男選手といったプロドライバーから、世界的デザイナーの由良拓也氏などの顔も見られた。今回は、富士スピードウェイのショートサーキットで行われたが、次回の8月7日(日)開催では「ハイブリッドカー日本一決定戦」と称して、レーシングコースで行われる。こちらも見逃せない。


MSCが取材したのは、ブーストコントローラーなどの製品を販売しているOGS(オージーシステム)と日本防犯設備協会の2チームで、Team OGSがトヨタ SAI(No.45)とSHVクラスに参戦のプリウス(No.195)、チーム日本防犯設備協会がEXPクラスに参戦のプリウス(No.110)の3台が出場した。SHVはスーパーハイブリッドのことで、ハイブリッド専用車として設計された車輌で、車検を問わない。競技用に改造を施されていたり、競技車輌部品に変更されているハイブリッド専用車輌となっている。EXPは、ディーラーオプション、ショック、スプリング、デフなどの変更が許されるクラスで、簡単に言えばナンバー付き改造車クラス。今回出場した2台のプリウスはどちらも現行の30系だった。もう1台出場したSAIは、公道走行可能な車検付車輌で、今回参加は1台のみなので最後まで参加出来ればクラス優勝! ということになる。


この日の天候は午前中は雨、午後から曇りというなんとも微妙な天気。路面状況も変わりながらのレースとなった。


レースは全クラス混走で走行し、ステージ1〜6部門で構成される。各ステージには、独自のポイントが設けられその合計ポイントにより最終順位を決定する。


第1予選のステージ1は、くじ引き。このくじ引きで出走順番が決定される。このくじ引きの時点からレースはスタートしているのだ。このくじ引きにより、チームOGSのSAI・45号車とプリウス・195号車は第1グループ、チーム日本防犯設備協会のプリウス・110号車は第2グループに決定した。グループごとに練習走行が行なわれ、その後ステージ2となる第2予選の10分計測タイムアタックが行われる。このタイムアタックは面倒な燃費計算も関係なしで、全開走行でベストラップを狙う。


チームOGSのSAI・45号車は、練習走行では総合で2番手となるタイムをマークしていたが、このタイムアタックでは6位と振るわなかった。チーム日本防犯設備協会のプリウス・110号車は16位、チームOGSのプリウス・195号車は19位でフィニッシュ。


ステージ2終了後には、ステージ3となる給油が行われた。ここで各車燃料を満タンにする。出発時には燃料キャップを解放して減圧する。ガソリンスタンドまでの往復で過度のエコランを防ぐため、パドックとガソリンスタンド間のタイムも10分以内に制限される。10分を超えると減点となってしまうのだ。


さあ、ここからがエコカーレースの醍醐味である15周のスプリントレースの開始。基本的には15周を何分で走りきれるかが勝負なのだが、上位入賞を狙うためには燃料の節約も求められる。単純に燃費走行をしてしまうと、規定周回の15周に届かず大幅減点になってしまう。各ドライバーはトップタイムを気にしつつ、繊細なアクセルワークが求められるのだ。燃費向上のためには、タイヤの空気圧のチェックも重要だ。いつもより高めが理想。パドック内の車輌移動も人力で行うなど、常にガソリン節約を心がける。


グループ分けは、ステージ2の順位によって決定。まずはAグループ。このグループにはTeam OGSのSAI・45号車が6番グリッドに並ぶ。セーフティカーの先導で各車コースインし、ウォームアップ後グリッドについた各車は、シグナルブルーと同時にエキゾーストノートもホイールスピンもなく、静かにスタートした。Team OGSのSAI・45号車は555号車と激しくバトルを繰り広げるもグループ2位でフィニッシュ。グループCには、チーム日本防犯設備協会のプリウス・110号車とTeam OGSのプリウス・195号車が登場し、9位と15位でチェッカーを受けた。気になる燃費のほうは、ステージ6で計測される。


ステージ5は、35分耐久レースだ。35分の制限時間内に35周以上の周回と、2度のピットインが必要となる。ピットインのタイミングも重要なポイントになることは言うまでもない。スターティンググリッドはステージ4と同様の形で行われた。


ここでTeam OGSのSAI・45号車は、先行逃げ切りという大胆な作戦を決行。6番グリッドからのスタートと同時に先行車のインをつき、1周目で早くもトップに立つ。その後も周回遅れを交わしながらラップを続け、14分で最初のピットインを行った。SAIは参加1台のみなので自動的にクラストップとはいえ、燃費のことは考えているのか? と思えるレース展開だった。結果、2位以下に16秒以上の差を付けてブッチギリでチェッカーを受ける。しかし勝負はガソリンを入れるまで分からないという展開。淡々とラップを重ねたチーム日本防犯設備協会のプリウス・110号車が10位、Team OGSのプリウス・195号車は17位でレースを終了した。


最後のステージ6の給油も終え、ポイントを集計する。この給油ステージでの結果はTeam OGSのSAI・45号車は17.2リッターを給油し断トツのビリとなってしまった。総合優勝に輝いたのは、EXPクラスのチームneoのプリウス。突出した成績ではなかったが、コンスタントに上位をマークしたのが勝利へ繋がったようだ。


表彰式では参加したプロドライバーの挨拶、震災への募金の呼びかけなども行われた。このEco Car Cupは年に3回行われており、8月7日(日 ※富士スピードウェイ・レーシングコース)と11月6日(日 ※富士スピードウェイ・ショートサーキット)に開催が予定されている。


さて今回取材したチーム日本防犯設備協会とTeam OGSだが、OGSについては皆さんも良く知っていると思うので、ここではチーム日本防犯設備協会についてちょっとだけ説明したい。


チーム日本防犯設備協会は「公益社団法人 日本防犯設備協会」のメンバーで構成されており、同協会は警察庁下部組織として今年4月から公益社団法人となっている。防犯機器及び防犯システム並び情報セキュリティシステムに関する調査・研究及び防犯設備等の設置等に携わる者に対する研修その他の事業を行うことを通じて、防犯設備等に関する国民の理解を深めるとともに、安全で信頼のできる防犯設備等の普及を図っている。そして犯罪の防止その他公共の安全と秩序の維持に貢献し、国民生活の安全に資することを目的としている団体である。


OGS(オージーシステム)の事業内容にも防犯機器の開発製造、設計、施工、メンテナンスを行なっており、OGSもこの協会に会員会社として登録している。OGSの関口代表自身、群馬県防犯設備協会の「防犯設備士」として活躍している。


ちなみに今回参戦したチーム日本防犯設備協会のプリウス・110号車は、同協会の瀬澤さんの愛車で、このEco Car Cupへは、広報活動の一環として参加したとのこと。「防犯設備士」という資格自体、セキュリティ関係の企業では当たり前のように知られているが、一般にはまだまだ認知されておらず、また社会的ニーズが多いにも関わらず、資格取得者も不足しているのが現状。自動車オートバイ委員会という部会もあり、車輌盗難防止の観点から、警察、メーカーと協力してイモビライザーの改良、強化などに携わっている。アフターマーケットにおけるセキュリティシステムの取り付けにおいても、資格士が作業することにより、セールストークではない安全性や確実性が保証されることが期待できるのだ。


日本防犯設備協会について、防犯やセキュリティについて興味のある人は、是非「日本防犯設備協会」のホームページをチェックしてみて下さい。


■公益社団法人 日本防犯設備協会
http://www.ssaj.or.jp
■OGS(オージーシステム)
http://ogs-japan.com
■Eco Car Cup ホームページ
http://www.japan-racing.jp/fsw/11/11hv.htm

Eco Car Cup フォトギャラリー


45号車 スプリントレース ステージ2



45号車 練習走行



110号車 スプリントレース前に入念に空気圧をチェック



110号車 耐久



110号車 練習走行



195号車 給油 ステージ3



195号車 耐久



195号車 練習走行



スプリントレース 45号車 ステージ2



スプリントレース 110号車 ステージ2



スプリントレース 195号車 ステージ2



スプリントレース グリッド



ドライバーには無線で指示を出す



耐久 45号車



耐久 スタートダッシュ 45号車



耐久レース グリッド



日本防犯設備協会









各クラス表彰式





Eco Car Cup 2011
CR-Z EXPクラス リザルト
優勝 46 いわたの白うさぎ 116P(総合10位)
準優勝 666 伊豆の山猿 98P(総合15位)
Eco Car Cup 2011
SHVクラス リザルト
優勝 135 Cabon Tras 148P(総合2位)
準優勝 33 GANJA_BABY 147P(総合3位)
3位 18 童夢レーシングチーム 145P(総合4位)
4位 3 D・D・S 127P(総合6位)
5位 195 Team OGS 107P(総合13位)
Eco Car Cup 2011
プリウス20クラス リザルト
優勝 19 チームまったり 126P(総合7位)
準優勝 810 Team Tama from PRUSな日々SNS 93P(総合16位)
3位 61 Sparrows 53P(総合19位)
Eco Car Cup 2011
SAIクラス リザルト
優勝 45 Team OGS 116P(総合10位)
Eco Car Cup 2011
プリウスクラスクラス リザルト
優勝 31 apr 142P(総合5位)
準優勝 29 トヨタ東京自動車大学校 125P(総合8位)
3位 30 エコ ドライブ 108P(総合12位)
4位 108 イレバヤ 99P(総合14位)
Eco Car Cup 2011
プリウスEXPクラス リザルト
優勝 2 チームneo 155P(総合1位)
準優勝 555 未来レーシング 120P(総合9位)
3位 110 チーム日本防犯設備協会 92P(総合17位)
4位 34 asi 87P(総合18位)

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