初夏を思わせるような暑さの中で開催された今年のMSCチャレンジ in 日光サーキット。関東地区の開幕戦ということもあり多くのギャラリーがサーキットに足を運んでいた。
このスーパークラスには12名がエントリー。昨年のシリーズチャンピオンの松井選手をはじめ、山下選手、望月選手など上位に入った選手も顔を揃えた。さらには今シーズンからスーパークラスに初参戦する選手も加わり、スーパークラスは予選から白熱のドリフトバトルが展開された。
■予選
まず予選は3本の単走が行われた。この予選を突破したのは、8赤井AE85、12鈴木FCS3、5菅原AE86、2山下AE86、9わんぱくさんS14、6深津PS13、1松井JZA80、11安藤S14の8名だ。
■決勝トーナメント・1回戦
決勝トーナメントからは2台同時に走行する追走方式の「チェイスバトル」で行われる。
まず最初の対戦は予選をトップで通過した8赤井AE85対11安藤S14。赤井選手先行の1本目、2台ともに勢いよく1コーナーに進入したが、2コーナーで両者やや流れてしまう。そして後追いの安藤選手はやや近づきすぎてしまい体勢がやや戻ってしまったのが気になった。
前後入れ変わった2本目、進入からいいラインで魅せた安藤選手に対して、後追いの赤井選手は進入で痛恨のアンダー。2コーナーでも戻ってしまい勝負あり。
ここは11安藤S14が勝利し、ベスト4進出を決めた。
続いての対戦は5菅原AE86対6深津PS13。菅原選手先行の1本目、角度、ラインよく決めてきた菅原選手に対して深津選手も上手く合わせてまとめてきた。しかし2台ともにラインが小さくなってしまいここはほぼ五分。
前後入れ変わった2本目、先行の深津選手は進入時のアングルもよくライン取りもまずまず。一方の菅原選手もしっかりとついていったという感じだ。
ここは両者とも決定的な決め手を欠いたため、勝負はサドンデスに持ち越される。菅原選手先行でスタートした再戦の1本目、ここは角度、ラインともにしっかりと決めてきた菅原選手。対する深津選手はラインが小さくなってしまったのが気になった。
続く2本目、先行の深津選手は進入からまずまず決めるも僅かに戻ってしまう。後追いとなる菅原選手は勢いもよく攻めのドリフトを見せてくれた。
ここは再戦の末、5菅原AE86が接戦制して勝ち上がりを決めた。
続いては2山下AE86対9わんぱくさんS14の対戦だ。山下選手先行となる1本目、上手くまとめた非常にいい走りを決めてきた山下選手に対して後追いのわんぱくさんは2コーナー手前でリアをダートに落としてしまいまずは山下選手がアドバンテージをつかむ。
2本目、進入からしっかりと決めてきた先行のわんぱくさんだったが、2コーナーで戻ってしまった。山下選手はしっかりと合わせて来たが、わんぱくさんにつられてやはり戻ってしまった。
ここは1本目でアドバンテージを掴んだ2山下AE86が勝利した。
トーナメント1回戦、最後の対戦は12鈴木FCS3対1松井JZXA80。進入からアングルの深いドリフトを決めてきた先行の鈴木選手。これに対して後追いの松井選手も角度のある進入から鈴木選手のサイドにピッタリと張り付く攻めの走りを見せてくれた。ここは松井選手が一歩リードする。
松井選手先行に変わった2本目、1コーナー進入時スピードと角度、そしてライン取りとほぼ完璧に決めてきた松井選手に対して後追いの鈴木選手は上手くまとめてはきたがラインが小さくなってしまった。
ここは昨年のスーパークラスシリーズチャンピオンの1松井JZA80が勝ち上がりを決めた。
■決勝トーナメント・ベスト4
ベスト4が出そろったスーパークラス。まずは5菅原AE86対11安藤S14の対戦だ。菅原選手先行の1本目、ここでもしっかりと自分の走りを決めてきた菅原選手に対して安藤選手は1コーナー進入で菅原選手と同じタイミングで振り出し、3コーナー立ち上がりまで後ろから攻め続ける。ここは安藤選手有利。
安藤選手先行に変わった2本目、角度をつけた大きなドリフトを決めてきた安藤選手に対して菅原選手もしっかりと付いていき上手く決めてきた。
ここは1本目で優位に立った11安藤S14が勝ち上がりを決め、トーナメント決勝戦へと駒を進めて行った。
ベスト4最後の対戦は2山下AE86対1松井JZA80。山下選手先行となる1本目、ラインよく決めてきた山下選手に対して松井選手も負けずに食らいつく。しかし両者ともにやや2コーナーで流され気味となってしまい、ここは五分。
前後入れ変わった2本目。進入からアングルが深く、そしてライン取りも申し分なかった松井選手だったが、山下選手は松井選手以上の攻めのドリフトを決めてきた。
この対戦は2山下AE86が勝利し、トーナメント決勝進出を果たした。
■決勝トーナメント・決勝戦
いよいよ最終決戦を迎えたスーパークラス。昨年、スーパークラスでシリーズランキング3位に入った2山下AE86とスーパークラスは初参戦となる11安藤S14という対戦となる。
まず山下選手先行の1本目、どちらも全くミスのない素晴らしいドリフトを1本目から決め、ここは全くの互角。
安藤選手が先行に変わった2本目、進入時のアングル、そしてライン取りともに単走時のようなドリフトを決めてきた安藤選手だったが、後追いの山下選手はこの安藤選手のさらに上をいく素晴らしいドリフトを最後の最後で決めてきた。
この結果、東日本エリア第1戦のスーパークラスは2山下AE86が制してポイントリーダーに立った。山下選手に決勝で敗れた11安藤S14が準優勝、そして5菅原AE86が3位に入り、以上3名が表彰台に上った。
予選結果(PDF)